先日、ロシアのプーチン大統領が北方領土についての提案をしました。マスコミ報道の範囲で簡単に言ってみれば、「日本の皆さん、四島のうち、歯舞と色丹はお返しします。これで納得して、平和条約を結びましょう」となるでしょう。
 しかし、プーチンさんの本音を想像すると、「北方領土を持っていても良いことないな。でも、すべて日本に返すと、わが国の民族主義者が猛反発するだろう。それでなくても、僕はチェチェン問題で頭が痛いんだから。来年、日本に行くから、とりあえず、二島返還を投げかけてみるか。でも、日本の国民は理解しないだろうな。金丸信さんはいないし、鈴木宗男君は逮捕されちゃうし。訪日のお土産は・・・」となると思います。
 言うまでもなく、北方領土(歯舞群島・色丹島・国後島・択捉島)は、歴史的にも国際法上も“わが国固有の領土”です。
 約60年前、当時のソ連軍は北方領土に連合(アメリカ)軍が進駐していないことを確認、日ソ中立条約を一方的に破棄して四島を占領しました。以後、不当・不法な実効支配が続いています。
 北方領土は、小さな面積の極寒の島の印象がありますが、気候は北海道内陸より温暖で、四島周辺は世界3大漁場として知られています。面積も千葉県や愛知県と同じです。温泉もたくさんあります。
 ロシアとの友好関係を発展させることは重要ですが、今回の二島返還には賛成できません。遠回りになっても、四島返還の原則を堅持し、粘り強く交渉を重ねるべきではないでしょうか。

(上の地図は、内閣府北方対策本部ホームページからお借りしました)

11月19日(金曜日) 北方領土とロシアの提案