大袈裟なタイトルになってしまいましたが、景気・経済の緩やかな回復とともに、何となく最近、この国の歩んできた方向性が軌道修正され、社会や人間の心の本来の温かさ、優しさを取り戻し始めたように感じます。
 今、多くの人々は“偽装”“偽計”の深層に注目し、“勝ち組”“負け組”の最終的な清算はどこにあるのかを考え、“セレブ”という言葉の、本当はまったく実体のない虚構の世界に気づき、“下流”という、今までの常識では理解不可能なポジションに戸惑っているのではないかと思います。
 新聞記事によると、ここ数年「上流」を目指す女性が増えているそうです。
 「セレブなお見合いパーティ」というのがあって、男性の参加資格は年収一千万円以上、有名大学卒業、医師や弁護士であることなどで、女性は20歳から37歳までの年齢制限だけ。ここまでは無理やり理解できるのですが、問題は入会金の額です。男性は3万から5万円で、女性は30万円前後。何かおかしくありませんか。
 同記事によると、漫画家の辛酸なめ子さんは、「若いIT社長やヒルズ族が出てきて、かわいくして気に入られれば社長夫人になれると思う人が増えたのでは」と分析していますが、同時に「でも、ほとんどはセレブ扱いされることはなさそう、と感じます」とも言われています。
 女性の皆さんの努力には敬意を表しますが、まったく同感ですね。度を越した格差社会が進行するほど拝金主義がはびこり、それに比例して思いやりを喪失してしまうような気がします。
 今回のライブドア問題は、神様が与えた教訓かもしれません。その意味では冒頭書いたように、この国の将来に希望が見えてきたと思います。

1月27日(金曜日)

拝金主義の終焉

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