先週の日曜日には谷啓さんが亡くなられたことをお伝えしましたが、またお一人、私がとても好きだった俳優が逝去されました。
 小林桂樹さんといえば、写真のテレビ画像にもあるように、東宝の「社長シリーズ」が有名です。
 1956年から1970年まで33作品が製作されたそうですが、小林さんはそのすべてに出演されています。
 社長を演じた森繁久彌さん、真面目な重役の加藤大介さん、宴会大好き部長の三木のり平さんなども、皆さん個性豊かで楽しい映画でした。(それにしても、三木のり平さんの「ひとつ今夜は、パァーッといきましょう、パァーッと」の定番台詞はユニークでした)
 また、同じ東宝で出演されていた「日本の一番長い日」、「軍閥」、「連合艦隊」などの戦争を扱った作品も厚みがあり、見応えがあったと思います。
 さらに、「マルサの女」での主人公(宮本信子さん)の上司役(査察部管理課長)も良かったですね。特に、なまりのあるしゃべり方でニセ電話を掛けるシーンは今でもよく覚えています。余談ですが、この映画は大好きで、DVDも持っており、15回以上見たと思います。
 テレビでは、TBSが1973年に放映した「それぞれの秋」、テレビ朝日土曜ワイド劇場「牟田刑事官事件ファイル」シリーズ、単発の東芝日曜劇場(これは本当に名作ぞろいでした)などが代表作でしょうか。
 86年の人生は充実されたものだったと思います。心からご冥福をお祈りいたします。
(写真:フジテレビ画像より)

9月19日(日曜日)

小林桂樹さん
ご逝去


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