大震災や統一地方選挙のこともあり、今日の記事をなかなか載せることができませんでした。
 その内容ですが、台北駐日経済文化代表処(台湾・中華民国の日本大使館に相当)のホームページは次のように伝えています。
 3月25日の参議院本会議において、午前10時8分に「海外美術品等公開促進法案」が賛成235票、反対0票の全会一致で可決されました。これにより台湾の国立故宮博物院の文物が順調に日本で展示されることが可能となり、当代表処はこれについて、歓迎の意を表する次第です。
 法律の名前だけでは分かりにくいのですが、可決成立により中国による差し押さえ(引き渡し)請求ができなくなるということです(故宮文物の大部分は蒋介石総統が中国から台湾に運びました)。
 なお、これについてほとんど報道されていませんでしたが、中国は国家の意思としては引き渡し請求をしないと、私は関係責任者から聞いていました。しかし、中国国民が日本の裁判所に訴える可能性があり、台湾当局も大変に心配していましたが、その懸念がなくなったわけです。
 そのことを見越していたのではありませんが、私は2月24日に開かれた第1回都議会定例会の予算特別委員会で、今日のタイトルのように、平成24年度にリニューアルオープンする東京都美術館故宮博物館展を開催してほしいと要望しています。
 私の質問に対して生活文化局長の並木一夫さんは次のように答えています。
 委員ご指摘のとおり、故宮博物院の収蔵品は、文化的にも歴史的にも価値の高い世界的な遺産でございます。こうした収蔵品を展示する日本初の展覧会開催が実現できれば、東京都美術館にとっても大変魅力的な企画でございまして、来館者にも喜んでいただけると考えております。
 もちろん、クリアーしなければならない問題は他にもありますが、もっとも大きな障壁はなくなりました。私も微力ですが実現に向けて努力してまいります。
 多くの都民、国民の皆さんが上野の森の東京都美術館で故宮展を鑑賞する姿を想像しながら。

4月28日(木曜日) 故宮展を東京都美術館で
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