民主党の代表でもある菅直人総理大臣の退陣がほぼ決まったようです。
 「国民が首相を信頼していない。そうである以上は何をやっても政治空白。一刻も早く首相の座を降りるべきだ。今のままでは、国民にとって最悪の内閣だ」
 この発言は自民党や公明党など野党のものではありません。一昨年2月に菅直人さん自身が当時の首相であった麻生太郎さんに対して発したものです。因果応報、皮肉なものですね。
 さて、今週の火曜日まで七夕祭が行われていた杉並阿佐ヶ谷の商店街・パールセンターの中ほどに「LOFT」というお店があります。
 地下1階にあり、写真がその入り口です。私は行ったことはないのですが、連日、音楽ライブやトークショーなどが開催されていて、杉並だけではなく東京の人気スポットになっているようです。
 それで、少し古い時期のことになりますが、2009年2月23日に塩見孝也さんのプロジュースで「資本論−現代グローバリズム資本主義−現代過渡期世界の変革の方向性をめぐって」というタイトルのイベントが行われています。
 塩見孝也さんは共産主義者同盟赤軍派の元議長であり、約20年間の獄中生活を送り、1989年に府中刑務所を出所された方です。私の世代で彼の名前を知らない人はいないでしょう。
 この日のゲストには、ロフトのホームページに、「氏は学究の徒でもありますが、きわめてマルクス思想に忠実な実際分析をやられる方で、広い意味で見れば、実践の徒と言えます。氏が説いている、「世界革命」は言うまでも無くマルクスが主張した『世界同時革命』論であります」と紹介されている的場昭弘教授「アントニオ・ネグリらポストモダンら現代社会思想史の研究家として著名ですが、氏もまた、マルクス思想を模範とする実践家でもあり、関西−東京で活躍されています」と同じく紹介されている市田良彦教授が招かれています。
 そしてもうお一人がタイトルのピオ・デミリアさんです。少し長くなりますが、同様にロフトの紹介文章を載せます。
 「ピオデミリアさんは、イタリア『赤い旅団』の弁護士をやられた方で、現在、出獄したその幹部諸氏やネグリとも親交が深く、若松孝二『実録・連合赤軍』ら若松映画をイタリアに紹介し、若松さんをイタリアで超有名人にした人でもあります。
 氏は、現在、日本にジャーナリストとして滞在し、日本−イタリアの民衆の情報交換のパイプ役の要に位置するバイタリティ−あふれた行動人です。
 氏はこの日のために、最近、行われたイタリア労働者のストライキ・200万人の街頭デモの最新DVDをもって参加されます。このDVDは、きっと、イタリア−ヨーロッパの労働者ら民衆の情況を一望のうちに、僕らに見渡せてくれるものと思います。
 氏のイタリア革命的左翼の総括、日本のそれへの評価、現状分析は、的場、市田、僕、平野のトークを経て、民衆運動のプロレタリア国際主義に基づく国際連帯の情況を活写させてくれるのではないでしょうか」(太字は門脇)。

 また、8月9日の産経新聞は、「デミリア氏とは、どんな人物か。かつて日本に住む外国人に義務付けられていた指紋の押捺(おうなつ)を外国人記者として初めて拒否し、何度も日本への再入国の許可を取り消されたのは有名だ」と書いています。
 さらに信じられないことですが、同じ記事の中で、「デミリア氏によると、首相とは20年来の家族ぐるみの付き合いだという」と報道しています。本当なのでしょうか。
 私は7月27日のホームページで、以下のようにお伝えしました。
 「最後に話題は異なりますが、先日、菅直人総理がお寿司屋さん、焼き肉屋さん、イタリアンレストランをはしごしたことが報道されていました。ずいぶんと精力的と思いましたが、そのときにあるイタリア人が同席していたという情報があります。評論家的な表現は慎むべきですが、それが事実で特定の人物であるとするならば大きな問題ではないかと私は思います。現在、関係組織の友人などに聞いているところです」。
 この段階では、「もしかしたら、あるイタリア人とはピオ・デミリア氏では」と思っていましたが、同時に「公安機関も重大な関心を持ってウオッチしている人間と一国の総理大臣が仲良く会食をすることなどありえない」と確信していました。
 しかし、その後、新聞が会食の事実を報道し、私の友人からも同様の連絡がありました。もちろん、私の個人的思いですが、残念で仕方がありません。
 国旗・国歌法案の反対、拉致実行犯の釈放嘆願署名、岡崎トミ子氏の国家公安委員長起用、在日韓国人からの違法献金、北朝鮮との関係が強いといわれている政治団体への膨大な金額の寄附など、正直なところ、私は訳が分からなくなっています。
 菅首相が退任して落ち着いてから、あらためて、考えをまとめてみたいと思います。

8月12日(金曜日)

ピオ・デミリア氏とは

(写真クリックで拡大)