8月25日都議会民主党、第1回虐待防止条例PTが行われました。このPTで私は座長を務めています。ちなみに、調布市と狛江市選出の尾崎大介都議が事務局長です。当日は、酒井大史政策調査会会長も参加され、この条例作りの意気込みを熱く語っていただきました。
 当日は、東京都福祉保健局少子社会対策部計画課長の高際さん(写真右端)に、先日杉並区で事件となった里子虐待・殺害容疑事件について、説明をいただきました。
 東京都としては里親制度を積極的に進めています。養護施設を否定するものではありません。親子のような形で子どもが成長することのほうが、より自然であるという考えに基づいているのだと思います。
 鈴池容疑者は、里親を以前から希望しており、先日、私のホームページにも書きましたが、私の自宅近くの小学校のPTA会長も務めていたようです。家庭も安定しており、東京都も彼女を里親として認定したことに間違えはなかったと感じていたようです。また、亡くなったみゆきちゃんとの相性をみる期間も6カ月以上とっており、その期間も十分とっていたということです。
 これらを踏まえ、PTに参加した議員からは、「やはり相性がよくないなと感じたとき、子どもを施設に戻せるのか」、「どのくらいの割合でもどってきているのか」、「認定手続きに問題は本当にないのか」、「こどもの発達に問題はなかったのか」、「母親は鬱状態になかったのか」などの質問がでました。子どもが軽度発達障害だった場合、育てづらさを訴える親は多く、虐待につながるケースもあるので、この点は重要です。
 さて、私がなるほどと思ったのは、田の上いくこ議員の「家庭訪問の時間はどのくらいとっていたのですか」という質問と笹本ひさし議員の「民生委員とかと連携はとっていなかったのですか」という質問でした。虐待が疑われる場合、地域に根差している民生委員との連携は重要です。個人情報保護法ができてから民生委員も活動がしづらくなっていると聞きますが、地域によっては、守秘義務のある民生委員とうまく連携をとって虐待情報を得ているところもあります。
 また、疑われて児童相談所の職員が家庭訪問しても、一定時間家庭訪問しなければ、問題を見落としてしまうと思います。東京都の話では、時間についてはケースバイケースだったということですが、たとえば、児童相談所の職員が忙しくて家庭訪問に時間が割けないならば、子ども家庭支援センターの職員に行ってもらうとか、民生委員と連携をとるとか、なんらかの方法できちんと時間を取るべきだと思います。
 少なくても親が子どもの発達を気にしたり、また近隣などから虐待情報が入れば、親と子をうまく離す時間をとり、経過を注意してみたり、親のストレスを減じさせるため、一時預かりなどの処置をとることが望まれると思いました。
 それから、子どもは物ではありませんから、たとえば里親との相性が悪いから施設に戻すということはこどもを傷つけることになります。こどもは自分は愛されない子なんだと思ってしまうかもしれません。
 将来を担う子どもたちが、自分たちは生まれてきてよかったと思える社会になるよう、虐待防止条例PTはより良いものをつくっていきたいと思います。
 最後に話題は異なりますが、本日、私たち民主党の代表が決まります。新聞やテレビではいろいろ報道されていますが、1回目の投票では過半数を確保する候補者はいないようです。それで、野田さんが決戦投票に進出して勝利。私の願望を含めてのことですが・・・。

8月29日(月曜日) 虐待防止条例PTスタート
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