“入門”といっても、もちろん暴力団の構成員になることではありませんが、帯にあるように、「世界一わかりやすいわるいやつらの基礎知識」のいわば解説本が発売になりました。新潮社が版元ですが、とても売れているそうです。
 著者は言わずと知れた溝口敦さんです、この方面のドキュメンタリーやルポルタージュでは圧倒的な存在であることに異議はないでしょう。
 私が初めて彼の著作を読んだのは今から26年前に書かれた「山口組VS一和会 - 山口組ドキュメント」(三一書房)だったと思います。
 1984年に発生した山一戦争(山口組と一和会)の凄まじい抗争は数年間続き、結果は山口組の勝利に終わりましたが、死者が両組織合計で29名、同負傷者66名、同逮捕者560名という壮絶な事件でした。最終的には“山菱の代紋”の権威は大きかったようです。
 それで、この両者の戦いの様子を詳細に記述したのが上の単行本でした。また、私のホームページの5月4日に紹介したパチンコ関連本や池田大作創価学会名誉会長、食肉同和に関する本なども上梓されています。
 さて、今月の一日から東京都と沖縄県で「暴力団排除条例」が施行され、47都道府県のすべての態勢が整いました。また、取締りの最高責任者である安藤隆春警察庁長官も全国警察組織に檄を飛ばし続けています。一方、弘道会が実質的に組織を動かしているといわれている山口組も組長が先日釈放され、ひるむ気配はまったくありません。“全面戦争”一歩手前です。
 そのような状況の中で発表されたこの本は、“そもそも暴力団とは何か”から始まって、帯にあるように世界一かどうかは別として、文字通り大変分かりやすく書かれています。
 不謹慎な表現ですが、入門書としては最適かもしれません。もちろん、購入や購読を勧めるものではありませんが。
 都議会運営の都合で来週18日までは、私は警察・消防委員会理事を続けることになり、だからというわけではありませんが、一気に読みました。

10月14日(金曜日)

暴力団入門解説本

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