大先輩からの強烈な戒め

IMG_1215全電通(現・NTT)労組委員長などを歴任され、1989年に結成された「連合」(日本労働組合総連合会)の初代会長を務められた山岸章さんの“証言・そのとき”というタイトルの連載が朝日新聞で始まりました。
第1回目は一昨日からで、その記事の途中から日経新聞の“私の履歴書”風に展開されています。毎週月曜日に掲載されるそうですが、これからの内容が楽しみです。
ところで、1回目の記事の前半部分が強烈でした。議員になる前に労働組合活動を微力ですが行っていた私にとってはまさしく、“大先輩からの強烈な戒め”であると本気で受け止めています。
すでにお読みになった方も少なくないと思いますが、以下、いくつかの文章を引用します。
●9月下旬、労組時代の友人から手紙が届きました。「政府側から賃上げを求められている。連合は何をしているのだ」。私も同感です。連合は重い腰を上げて、来春闘に向けて、(中略)ベースアップの要求を掲げたが、「1%以上」という目標は低すぎます。(政府の物価上昇目標2%、消費税アップ3%なのだから)5%の要求を掲げるべきです。経営のことを考えすぎ、物わかりがよくなりすぎています。
●なぜ連合の影が薄くなってしまったのか。労働者のオピニオンリーダーとして、はっきり自分たちの主張を示せないからです。派遣社員の問題についても、正社員の職場が派遣にどんどん置きかわっていくのだから、労働条件の「底上げ」のため、自らの問題として考えなければいけません。
●賃上げをめぐっては、まるで安倍首相が連合会長を兼務しているようです。労使関係に対する政府権力の介入に見えます。自らの賃金闘争をリードできない労組とは一体何なんでしょうか。(太字は門脇)
●民主党政権時代、与党との政策協議に明け暮れ、我が世の春を享受することにうつつを抜かし、有力野党だった自民党とのパイプづくりをしてこなかったツケが回ってきています。
私は“労使協調路線”(あるいは労使対等)を基本とし、また、左翼労働運動と激しく対決して活動をしてきましたが、山岸さんの発言はかなり的を得ているのではないでしょうか。84歳の大先輩の戒めを受け止めなければなりませんね。
(写真は今年のメーデー中央大会で参加者を激励する私ですが、本文とは関係ありません)

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