労働組合の組織力は低下したのか

IMG_3354IMG_3358xy タイトルの“組織力”とはよく指摘されているような、全体の労働者の中で組合に加入している皆さんの割合という意味も含みますが、どちらかというと、連合などの労働団体が社会に、政治に及ぼす影響力との表現が良いかも知れません。
 私自身、卒業後に流通・スーパーに就職して、その会社の組合で活動を始めました。その上部団体は「民社(党)・同盟」系で、労使協調型の運動方針でしたが、不当労働行為などに対しては徹底して戦う姿勢が特徴的でした。それが現在の「UAゼンセン」ですが、その方針はまったく同じで、パートさんの組織化も積極的に行っています。
 さて、労働者派遣法改悪に対して、連合は民主党とともに正面から抗議して戦いを進めています。国会前の抗議集会やシビック・ホール、日比谷野音などでも大がかりな集会も開催して、意思表示を行っているのはご承知の通りです。
 今後、前述の派遣法改悪の国会での審議は予断を許さないでしょう。その状況の中で、私がとてもお世話になっている方がこんなことを言っていました。念のため、かつては労組の先鋭的活動家でしたが、けっして左翼ではありません。「昔だったらゼネストもんだな。明治公園をいっぱいにしてデモ行進しなきゃ」と。
 確かに遠い昔、ゼネストの計画はありましたが、実現しませんでし、それを指導していたのは共産党系でした。私もお聞きしていて“少しオーバーでは”とも思いましたが、この老活動家の想いは共有できるようにも感じました。確かに景気・経済が良い時代でしたが、労組の集会はメーデーはもちろんのこと、どれも大変盛り上がっていたように記憶しています。また、そういう時代だったのでしょう。
 そういえば、この秋で会長を辞任される連合の古賀伸明会長さんが新聞で、「反省しているのは『大衆運動』に力を入れなかったことです。民主党が政権の座にあるのだから、政治の場での要求実現に主眼を置いていました。それはそれで正しかったと思うが、国民世論を喚起するパワーが弱まってしまった。『両建(りょうだ)て』で行くべきでした」と述べられていました。
 労働組合にとって大衆運動の定義は難しいのでしょうが、会長が言われてことは事実、本音なのでしょう。連合杉並の活動をお手伝いしている時間、ふと、そんなことを思い出しました。
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