六代目山口組の分裂

IMG_2511xy 維新の党のことも少し気になりますが、以下は私の想像です。山口組が分裂し、これからの内部抗争が懸念されていますが、両者の間にはある意味での“合意”があったのではないでしょうか。ここで双方が出入りを始めれば、当然のことながら、警察当局は徹底した取締りを行うでしょう。それは、山口組にとっても、もう一方の組織によっても何のメリットもありません。
 絶縁されたといわれている側の中心は山健組ですが、過去の“山一抗争”ではもっとも戦闘的に行動しています。当初は加茂田組など有力組織が一和会に移り優勢だったにもかかわらず、結局は“代紋”を守った側が勝利した事情はよく分かっているはずです(あのとき、小田秀組が一和会に参加していれば局面は大きく変わっていいたかも知れません)。ですから、新しい組の名称や代紋をどうするかはかなり重要です。また、泥沼状態になれば、「暴力団禁止法」の制定も可能性として出てくるでしょう。そうなれば、文字通り、地下に潜ることになります。もっとも、現在では指定暴力団やその傘下の組織を含めて、幹部役職や所在地、構成人員などが公開されているようなものです。これはわが国特有のもので、諸外国のいわゆるマフィアとは根本的に異なっています。考えてみれば不思議なことです。
 それから、山健組が出身母体である五代目の引退劇や反主流派に回る宅見組の初代組長が暗殺された経緯を考えれば、この二つの組が中心となって抜ける選択肢は当然だったかも知れません。あとは報道によると、神戸の総本部を現在の組長と若頭(服役中:彼は戦闘状態を望まない合理主義者でしょう)の活動基盤である弘道会のある名古屋に移転する計画があるそうですが、これはどうなんでしょうか。逆にそうなれば、両者である程度の棲み分けの話し合いが出来ているという可能性もあります。ただ、弘道会は福岡の工藤会と同じようなところがあり、警察との関係は常に極めて緊張していますので、今後の展開は予断を許しません。さらに、この弘道会は徹底した秘密主義を貫き、私の知り合いの社会部記者は、「極道界の革マル派みたいだ」と言っていました。
 一番の心配は全国各地のいわゆる“友好団体”がどちらの組織と関係を続けるかということです。これについては抗争事件も懸念されますが、やはり、花のお江戸が主戦場になるでしょうから、当面は住吉会と稲川会の出方が注目されます。
 全国紙では産経新聞のこの世界の報道がずば抜けていますが、取り急ぎ、来週のアサヒ芸能と週刊大衆、週刊実話の記事は要チェックですね。今週号は六代目10年史特集ですが、分裂騒ぎにかなりの特集を組むでしょうから(≧∇≦)

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