「がん対策推進条例」成立の夢は捨てず

 私が都議会民主党でプロジェクトリーダーの一人となり、成立を目指した議員提出の「がん対策推進条例」は残念ながら、力不足と根回し不足で二度にわたり賛成少数で否決されました。反対した政党や議員を恨むつもりはありませんが、東京都医師会や同病院協会、専門医の先生方からも概ねの評価をいただいていましたので、現在でも悔しくて仕方ありません。
 ただ、その条例内容は他の府県などで制定されているもの(特に大阪府)と大差なく、行政(東京都など)を大きく縛るものではありません。がんは部位にもよりますが、50歳を過ぎるとかかる率は急上昇します。一般的には男性の二人に一人、女性の三人に一人はがんで命を落とすと言われています。ただ、死亡者数は毎年増えていますが、死亡率は減少しているのです。これには複雑な方程式があるのですが、端的に言えば、急激に進む「高齢化」がその理由で、合わせて、国(がん対策基本法)や地方自治体の定期(節目)検診の効果は着実に表れているということでしょう。
 さて、がん検診については前述の地方自治体が行うものと、本人が任意で行う(人間ドッグ)の二種類があります。自治体検診の検査項目はだいたい同じですが、基本的に無料ですし、杉並区の場合はオプションとして大腸がんなどのクーポンも付いています。とても廉価なので必ず併用検査するようにしましょう。それから、これはこれからの課題ですが、心電図があるのですから、腹部エコー(超音波)も項目に入れる必要があると思います。エコーは肝臓・胆のう・膵臓の異常(がんなど)発見にかなり有効です。
 ところで、任意型検診(一般的には人間ドッグ)はもちろん保険の適用になりませんし、検診項目によってはかなり高価なものも少なくありません。また、大手健保組合などでは補助金を出していますので、比較的廉価な自己負担で受診することができます。問題は国民健康保険の場合です。これついては、表現は適切ではないのですが、全国各自治体でバラバラです。民間健保と遜色ない制度がある区市町村もありますが、その逆も少なくありませんので、役所に問い合わせて調べてください。
 それから、写真は私が先日検査したMRIの検査結果です。MRIは放射線の心配もなく、とても優れた医療機器ですし、その性能も文字通り、日進月歩です。いろいろ記載されていますが、要するに「膵臓がんの疑いはありません」というレポートです。部位別がんの中で膵臓がんの初期発見は痛みなど自覚もないために難しと言われていて、同時に発見された場合も余命が短いケースが多いようです。でも、MRIで現況を知ることは可能ですから、できれば、1~2年に一度は検査することをお勧めします。なお、もう1枚の写真は私が顧問を務めている河北医療財団傘下のサテライトクリニックに導入された“医療費自動精算機”です。実際に使ってみましたが、なかなか便利でした(^∀^)
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