晩節を汚すことなく辞任を

 kasuzoesanmodameda舛添さんには失礼ですが、すでに「晩節を汚すことなく」は不可能のようです。20日の定例記者会見に少しだけ期待していましたが、前の週のそれとはまったく異なり、40回以上、「厳しい第三者の目で調査してもらう」を繰り返して、虚しさ以外は何も残らず終了しました。
 謝罪会見→新たな事実発覚→謝罪会見→新たな事実発覚のループがこれからも続くとしたら、もっとも影響を受けるのは都民の皆さんであり、それはその都民・有権者から選挙で選ばれた首長として許されないことです。「知事がいなくても都政は停滞しない」と言う方もいますし、確かに副知事を始めとして大変優秀な職員の多い東京都ですが、やはり、高度な判断は予算にしても、人事にしても知事にしか出来ません。
 それにしても、ほんの少し前まで、アメリカで赤いオープンカーに乗り、満面の笑顔で手を振っていた1300万人都市の行政責任者が、回転すしの領収書をもらったとか、もらわなかったとか、あるいは会見で記者から、「政治資金で買った下着はどのように政治活動に使ったのか」は、あまりにも悲しい、惨めなことです。世界でも人口は東京より多い都市はありますが、文字通り、政治、経済、文化が集約された最大都市のトップとして情けない限りです。何となく、2020オリンピック・パラリンピックへの情熱も萎えてしまいます。
 これからの展開は未知数ですが、舛添さん自身は出処進退を決めているのでしょう。でも、それが即、表明できない理由があるように思えます。当面は6月1日からスタートする都議会第二回定例会が注目されますが、選挙で彼を応援した都議会の自民党と公明党の対応が大きなインパクトになることは間違いありません。
 もっとも、その両党の幹事長と代表は、「猛省が必要だ」、「説明責任を果たしてもらいたい」と言っていますので、都議会でも同様な姿勢で追求するものと思います。しかし、自民党幹事長の発言にはさほど動揺した様子はなかったのに、公明党代表のそれの後にはかなり態度が変化したように感じるのは私だけでしょうか。
 また、評論家的に言うことは避けなければなりませんが、「次の知事は?」の話題もあちこちで出てきているようです。わが国首都の知事選挙が本来の任期の4年間の中で3回行われることは極めて異例なことですが、「橋下徹さんしかいないじゃないか」との声も少なくない方面から聞こえてきます。東京8区選出の自民党代議士の名前も一部では上がってはいるようですが、前大阪市長が意志を示せばそれで決まりでしょう。

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