トランプさんは本気のようです

 IMG_6711いくら日本で、「信じられない」、「アメリカは病んでいる」、「ペテン師みたいだ」などと言っても、あと6カ月後には世界最大、最強国家の最高権力者が米国民の皆さんの選挙で決まります。その本選挙に共和党から登場するのは噂のトランプさんのようです。民主党も同様に決まりそうですが、指名を受けるであろう方は何となく好きにはなれません。
 それで、わが国にとってはやはり、米軍の駐留経費のことがもっとも注目されていますが、それは当然のことと思います。そうならないように祈っていますが、トランプさんが大統領に当選すれば、このことを求めてくることは、いい加減な割に随分と昔からの信念であるようですから、時期の早い遅いはあるにしても間違いないでしょう。
 では、その駐留経費はどのくらいの金額なのかといういことですが、丸めて丸めて計算すると、日本とアメリカは同程度で概ね7千億円くらい掛けているようです。ですから、アメリカが日本に駐留することによるメリットなどを省くと、トランプさんを満足させるには、あと7千億円追加で負担しなければなりません。この特別徴収を政府・与党、野党、国民の皆さんがどう判断するかです。私はそうならないことを願っていますが、もしももしも、そうなればわが国の防衛のために負担増は仕方ないと思います。アメリカという国とは多少、嫌なことがあってもお付き合いしなければなりませんね。
 それから、もう一つの選択肢です。彼も払わなければ撤収すると言っていますので、「どうぞ、出て行ってください。長い間、お疲れ様でした」もありです。日本の「右」と「左」は“反米”では一致しているとも言えます。すでに、自主独立派は、「やっと、長年の夢が実現する。もちろん、核武装も否定しない」と元気のようです。
 一方、左翼陣営も狂喜乱舞でしょう。大嫌いなアメリカ(軍)がいなくなりますし、方程式では日米安保は大幅に縮小するか破棄になります。また、沖縄を始め全国のベースは返還され、辺野古や普天間の問題も基本的にすべてなかったことになります。
 また、それ以上に喜ぶのは中国と北朝鮮です。韓国も内心ちょっぴり嬉しいかもしれませんが、自国からも米軍が撤収すると死活問題になりますから複雑な思いでしょう。東アジアの勢力地図も大幅に変わるでしょう。台湾のことがとても心配ですが、東シナ海、南シナ海は中国のやり放題になります。
 もともと、米国には“モンロー主義”なる思想があり、これはヨーロッパに対するものでしたが、それが、アジアの日本や韓国に適用されることになります。ただ、そうならないように日本政府にも頑張ってもらいたいのですが、この機会に頭の体操として、様々なシミレーションしておくことも必要と思います。

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