長年の慣行「200億円」はなかったことに

 koikeijyoshobun2016先週の記者会見(写真)で、都知事の小池百合子さんは長年の慣行として行われてきた「政党復活予算」を来年度の予算から取り入れないと表明しました。もともと、予算を編成する権利はすべて首長(知事・区長・市長など)側にあることは確かなのですが、都側は都議会に対するサービスとして便宜を図ってきたわけです。
 そして、この制度は戦後から続いていたそうですが、金額が200億円に固定されたのは1922年からです。私も会派内で復活予算要望にかかわっていましたが、とても不思議だったのは、その年の総予算金額や景気経済動向に関係なく“200億円”に固定されていたことです。
 また、「政党復活予算」と聞けば、各党・各会派の議員数に比例して例えば、自民党100億円、民主党50億円、公明党30億円・・・と分配するようなイメージがありますが、そうではありません。各会派がそれぞれの政策実現のため、業界団体などからの要望実施のための200億円の予算を知事側に申し入れます。
 ですから、200億円そのものは議会への丸投げ(小池さんの表現)なのですが、都側も議会から上がってきた要望をかなり精査し、その中で知事の意向も加えて最終判断をしていると思います。もちろん、一部報道が伝えていたように本音としては、「議会の権益を奪う狙いだ」も当たらずといえども遠からずということでしょう(≧∀≦)
 それから、友人の記者は、「ほとんどマンネリ化した儀式みたいだ」、「各会派が競って業界団体のご機嫌取りをしている」と言っていましたが、そのあたりの判断はとても難しいところですね。もちろん、議会側はすべての会派がこの制度とは関係なく、年末に知事に詳細な予算要望をしていますので、今後はそれをいっそう充実させていくことが大切と思います