参議院の存在意義を示した民進党

 今日のタイトルはけっして皮肉や嫌味ではなく、臨時国会最終盤の民進党の対応のことです。新聞やテレビは散々、「衆参で不協和音」、「(蓮舫さんが)『訳がわからない』と戸惑いを見せた」、「(日本維新の会が)『民進党は、衆院と参院はたまたま同じ名前の政党だということだけであって、意思の疎通も、戦略の共有も、まったくない状態だ」などと伝えていました。
 それらは誤った情報ではないのでしょうが、あらためて、参議院の存在意義を考えてみる必要もあると思います。以前からそれほど大きな声になっていませんが、「参議院ってほんとに必要なの」との声も少なくありません。確かに、衆議院と同じ議決結果なら必要ありませんし、極めて重要な内閣総理大臣の指名や国家予算で議決が異なれば、衆議院のそれが優先されますから、前述の声も分からなくもありません。
 それで、今回の民進党の行動は言われるように“バラバラ感”はありましたが、党のイメージダウンを承知で修正に応じたわけで、繰り返しますが、厳しい批判を折り込み済みで参議院の存在意義(正確には民進党のそれ)をしっかりと明らかにしたのでしょう。ただ、あの大学教授にして市民運動家という山口二郎先生にも「カジノ法案に対する民進党の対応の件。一言、だめだこりゃ」と文字通り、ダメ出しされたのはかなり辛いでしょう。
 しかし、国民の皆さんがどう見ているかはまったく別の問題で、内閣不信任決議案に対する反対討論の中で、「決めるべき時に決めず、時間だけ稼ぐ、意味のない、空疎なやり方に対し、多くの国民は、もはや飽き飽きとしています。いくら批判のボルテージを上げても、プラカードを掲げて審議や採決をただ妨害しても、誰の共感を得ることはありません。」と論じていることには妙に納得してしまいます。とりわけ、プラカード作戦はいい加減にしてもらいたいですね。聞き分けの良い野党は必要ありませんが、最近の対処方針はどうなんでしょうか。
 ですから、とても残念なことですが、ご祝儀相場も一切なく、消費税と同じ支持率になってしまい、「党名は変えないほうがいい」、「合併はしないで自力で再建を」、「共産党との連携はするべきでない」という最大応援団・連合会長の神津里季生さんの至極まっとうなアドバイスを無視し続けたことの報いのようにも感じます。
 最後に、今日の写真は上述の内容と直接は関係ないのですが、UAゼンセン東京都支部の運営協議会で近況報告する様子と同じ友愛会館にある“友愛労働歴史館”で撮ったものです(拉致バッチが逆になっていてすみません)。労働組合主義を貫き、左翼労働運動(日本共産党)と毅然と戦い、労働者の地位向上を目指す運動は僭越ですが、私にとってもそれらがすべてです。

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