謹賀新年~東京都(民)の安心・安全とは

 新年、おめでとうございます。今年も皆さんには何かとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
 さて、日ごろの活動や選挙戦で“安全”や“安心”を訴えない議員(候補)や首長(知事・区市長)はいないと思いますが、それほど過去から言われていたことでもないような気もします。考えてみれば、それだけ、この世の中に安全・安心が失われてきた、だから、求められているということでしょう。
 それでは、安心・安全の対象はどんなものがあるのでしょうか。かなりその範囲は広いと思いますが、まずは防災のカテゴリーで、地震、耐震補強、大規模火災、狭あい道路(消防車が入れない)、防災用品備蓄などが当てはまります。それと、食品、医薬品やエネルギーも問題も大切ですし、医療、福祉、介護、そして、待機児童対策など保育園なども喫緊の課題です。
 でも、これらのことを改革、改善、改修していくのは当然ですが、それらを実りあるものにするためには、この国の安寧が保たれていなければなりません。ここが原点で、分かりやすく言えば、防衛や外交のことでしょうか。一般的にはこのことは国家の専権事項と言われていますし、私もそう考えていますが、後述のように国と地方の役割分担も重要です。
 そして、私は他国からの攻撃があったとき、日本全体はもちろんですが、東京都(民)や杉並区(民)がどうなってしまうのか、心配で仕方ありません。例えば、今は常時破壊措置命令が出ていますから、入間基地か習志野分屯基地から運ばれた“PAC3”が防衛庁敷地内に配備されています。それはそれで良いのですが、何故、もともとの基地から迎撃できないかを想像すると、とても複雑な気持ちになります。つまり、通常の迎撃態勢では皇居、永田町、霞ケ関などの中枢地域を防御できないから一時的にPAC3を移動しているわけです。
 そうなると、関東地方に展開する航空自衛隊の第1高射群で東京都全域を守れるのか、入間の部隊で杉並区がカバーされているのか不安ですし、「撃ち落とせるように敵のミサイルが飛んできてくれれば撃ち落とせる」が悲しいかな実態のようです。先日の読売新聞の特ダネでも、日本海の海上自衛隊のイージス艦が母港に修理などで戻らなければならないとき、その穴埋めを米軍イージス艦が代行するみたいな記事がありました。これは異例のことですが、それだけ北朝鮮の脅威が深刻に高まっていることが間違いありません。
 少し戻りますが、大規模災害など安心・安全の根幹に関わる問題は国と地方が連携して対応しなければなりません。であるとするならば、上述のことも同様ではないでしょうか。これは地方が防衛の任務を担うということではなく、ミサイル攻撃に対して東京都も杉並区も共同で対策を講じていかなければならないということです。例えば、避難訓練などもそれを想定して行うことです。
 今までは残念ながら、このような指摘をするとほぼ必ず、“北朝鮮の脅威を煽るのはいかがなものか”、“それを理由とする軍事強靭化は問題だ”など、言葉は適切ではありませんが、訳知り顔の人たちが登場しています。ドヤ顔で、「僕は北朝鮮からミサイルは飛んでこないと思うな」と言っていた大敗北の都知事候補者や、同じく「北がミサイルを発射することはないだろう」と発信していた党内左派の参議院議員もいました。飽くまでも専守防衛の迎撃ということが理解されていないようで、大変残念です。
 しかし、実際に起こっていることはシビアです。昨年だけで北朝鮮はミサイルを20発以上発射し、そのうち数発はわが国の防空識別圏を通過して排他的経済水域内に落下しています。海上・航空自衛隊が迎撃できなかったのか、(迎撃能力が分かってしまうのでわざと)迎撃しなかったのかは不明ですが、2回の核実験を含めて流暢なことを言っている時間はありません。5年後に完成すると予測されてミサイルが今、10年後と言われていた核弾頭搭載ミサイルが3年後に配備されるでしょう。
 ところで最近、私は友人やSNSのコメントで、「門脇さんって、ミサイルとか防衛システムとか詳しいですね」と言われます。でも、特に嬉しくもありませんし、軍事オタクでもありません。それらのことの資料を収集したり、専門家の本を読んだりする時間があれば、不謹慎ですが、都営地下鉄浅草線新橋駅のホームに立ち、「都営線なのに、走っている電車は京急線や京成線が多いな」と妙な“感動”をしていたほうがよほどいいです。
 それから、通常国会に提出される補正予算ですが、確かに“防衛費よりも福祉予算の拡充を”は理念的には理解できます。しかし、この国と国民が消えるようなことがあれば、福祉も介護も子育ても同じく消えてしまいます。問題はとても深刻ですね。私は地上イージスやTHAADの必要性を好きで申し上げているのではありませんし、凄いスピード(マッハ5~10)で落ちてくるミサイルを撃ち落とすことは容易ではありません。悲壮感が満載になってしまいますが、日米韓が共同で対処しても北朝鮮が飽和攻撃(数十発を同時発射)すれば、撃ち落とし漏れが出てきます。それが、どこに落下するか分かりません。
 まして、三国のうち韓国がこれからどうなるのかも大きな不安材料です。北朝鮮にシンパシーを感じている“従北派”系の大統領が誕生しないという保証はありませんし、朴槿恵大統領の置き土産の軍事情報包括保護協定が破棄される可能性もあります。これをやられると、北朝鮮の西側から発射されるミサイルの迎撃が極めて困難になります。
 以上、長々と述べてきましたが、北朝鮮、中国、ロシア、そしてある意味で韓国、これらの国との距離がそう遠くない日本は地方自治体も含めて、お住いになっている皆さんへの啓発が待ったなしになっているように思います。私も微力ですが、少しで住みやすい東京、杉並を目指して、今年も奮闘努力してまいります。

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