新北市は首都・台北市をドーナツ状に囲んでいる人口約400万人の都市で、以前は台北県と言われていました。ちなみに、台北市の人口は約270万人です。
それで、今回の訪台のメインである「新北市立清水高級中学」を視察してきました。いわゆる“中高一貫校”ですが、1990年に創立され、生徒数はとても多く約3千人、大学進学率は100%です。
当日は校長先生を始めとして、生徒の皆さんたちにも大歓迎していただきました。男女共学で、明るく、礼儀正しい学生さんばかりでした。ちょっと、図々しかったのですが、昼食中の教室にも入れていただき、ご覧のような写真も撮ることができました。
一方、東京都立の中高一貫校は僅かに10校ですが、お互いに例えばホームステイなどの交流ができればと思います。遠くない外国、しかも日本と仲が良いという条件では、台湾(中華民国)がナンバーワンであることは間違いありません。
月別アーカイブ: 2017年2月
東京都病院学会と東京マラソン
昨日はアルカディア市ヶ谷で、第12回東京都病院学会が開催されました。主催者の東京都病院協会からは会長の河北博文さん(社会医療法人・河北医療財団理事長)が基調講演を行いました。
「スマートソサエティ~成熟社会における医・食・住~」という演題で、病院協会という組織の目的と役割、国民皆保険制度の大切さ、家庭医の育成、建て替えが予定されている河北総合病院と地域連携などについて話され、私も大いに勉強になりました。
そして最後には、「医師は十分な裁量権を持ってチーム医療を行い、最終的な責任を取る」と、社会的問題になっている医師の問題行動などを諭しました。ただ、少し残念だったのは時間が25分間だったことです。ロマンチシズムと現実主義が同居し、その土台には“人間愛”がある会長の講演としては短すぎると感じました。
また、学会には都内にある病院の理事長や院長も数多く参加されていましたが、あちこから“デンカル”という言葉が聞こえてきました。特に聞き耳を立てていたのではありませんが、やはり、中小病院では“電子カルテ”を導入するにはまだまだ隘路があるのでしょう。東京都の財政的後押しも必要です。
そして、会場を抜け出して市ヶ谷の外堀通りを走っている東京マラソンのランナーを激励してきました。少しの間ですが応援していると“来年は走りたいな”と気持ちになっている自分がいました。不思議なものですね。
こんなことが \(^o^)/
素敵な建国假日花市場
“建国”とは台北市内の建国南路の高架の下、“暇日”とは週末、つまり、土曜日と日曜日で、花市場はそのままです。平日はこの400mの空間は駐車場になっていますが、週末はすべて市場に変身します。週末だけですので、ガイドブックなどにはあまり載っていませんが、雨でも濡れることなく、素敵な草花などを楽しめる空間です。出店するのも競争率が高いそうです。
ただ、それらを日本に持ち帰るとなると、かなりややこしい手続きが必要です。ですから、雰囲気を味わえばそれで十分満足と思いますし、地元のお土産雑貨、果物ジュースやお茶、陶器などもあり、写真の干支の鶏を買ってきました。とても可愛いですよ(2羽で100元)。また、盆栽もあり、写真の私の右隣のものを友人が、「いくらくらいと思う?」と聞かれたので、「200万円」と言ったら、何と正解でした。
それから、今回は行っていませんが、隣接して「玉市」もあるそうです。文字通り、宝石の類いですが、これはなかなか難しいですね。別の友人は、「台湾で売っている翡翠(ヒスイ)の9割以上は偽物だ」と言っていました。前回、妻に買ってきた翡翠リングもそうだったのでしょうか。
なお、この市場の西側には台北最大の「大安森林公園」があります。今回、初めて案内してもらいましたが、素晴らしい公園で、回りには超高級マンションが建っています。ガッチリした私服警備員と一緒に写っている写真ですが、このマンションは一部屋と言うか、ワンフロアすべての購入で数十億円だそうです。台北のマンション価格は異常なくらい高く、市民の皆さんは嘆いています。
セブンの「家系ラーメン」
自分の非力を恥じています
春はそこまでやって来ていますが、「物言えば唇寒し秋の風」という諺(ことわざ)があります。
下の表は昨日のTBSのワイドショー・ゴゴスマで使われたものを引用させてもらいました。都議会では強制力のある百条委員会の設置も決まり、“事の真相”が明らかになることを大いに期待しています。
さて、表の青果棟、水産仲卸売場棟、同卸売場棟の入札の過程などが分かりやすく示されています。ポイントはいくつかありますが、1回目の入札でどの建設会社も辞退して(つまり都から提示された金額では損をしてしまう)、それでは事業が進まないので、3カ月後に約400億円(3施設合計)アップして、もう一度入札をしました。
そして、今度は無事にスーパーゼネコン3社がとても高い率で落札しました。ただ、この場合の都が示した予定価格はあらかじめ明らかになっていましたので、それをギリギリでくぐり抜けることは、少しでも利益を出したい民間企業としてはそれほど不自然なことではありません。
私はこのとき、落選中でしたが、申し上げたいのは、当該地除染作業の入札など、落札された金額や率を見て、「これって、談合じゃないの」と言うこと自体がはばかられていたことです。“利権”という言葉も同様でした。それも、与党ではなく、会派の仲間から釘を差されたこともありました。いわく、「門脇さん、“談合”なんて言ったら、自民党からやられちゃうよ」でした。
つまり、当時の議会内には身内を含めて、そのような雰囲気が強くあり、自民党(とりわけ最高実力者の人)を根幹のところで批判することはご法度みたいな感じでした。また、都議会自民党幹部との人脈形成は必要不可欠のようでもありした。もちろん、与党幹部とのお付き合いを否定するつもりはまったくありませんが、少なくても私にはそのようなパイプがなかったので、ときとして蚊帳の外でもありました。
私は当時の他会派の皆さんや都議会民主党の同志を悪く言うつもりは全然ありません。いや、会派の皆さんには本当にお世話になりました。しかし、同時に自分自身が上述の状況を打破する実力がなかったことを反省しています。タイトルのように、自分の非力を恥じています。
増田裕一区議会議員とともに
写真は焼とり屋さん「華鳥」という素敵なお店で、私のブログなどにも何回か登場してくれています。とても美味しい焼とりやお料理を良心的なお値段で提供してくれますし、“大将”とのお付き合いは15年以上になります。
さて、杉並区議会議員の増田裕一さんと久しぶりに懇親しました。区議会や都議会の第一回定例会、待機児童と保育園増設、ふるさと納税などなど、時節柄、話題はてんこ盛りで、楽しく、有意義な時間があっという間に過ぎました。やはり、長年の同志はとても良いものですね。友情の質と量をさらに積み増すことができました。
ところで、その冒頭、「先輩(彼は私のことをそう呼びます)、台湾からの(SNSの)アップは食べ物のことばかりでしたね」と一撃を喰らいました。確かにそのとおりで、目的はそれだけではなかったのですが、しっかりと見抜かれてしまいました(≧∀≦)
台湾訪問(Fb投稿分)2月16日~18日
台北での最後の食事は日本人にも人気のある鼎泰豊の本店で、友人の朱慧姫さんといただきました。もの凄く繁盛していますね。今、松山空港です。それでは、東京へ、杉並に帰ります。
おはようございます。台湾から食レポしているのではないのでしが、投稿の内容が食べ物のことが多くなっています。それで、昨晩は李愛珠さんと彼女の高校からのお友だちと会食しました。場所はおなじみの「欣葉」で、地元の方も大勢利用されていて、とても安心感のあるお店です。
今回も宿泊は國賓大飯店で、ここの朝食ブュッフェも美味しいと評判ですが、今日の朝はホテル裏手の「世界豆漿大王」に行ってきました。開店一番乗りでしたが、どれもとても旨かったです。お店のご夫婦も大変フレンドリーでした。
おはようございます。一番左に座っている人以外は台湾の皆さんですが、テーブルでは日本語が飛び交っています。「山海樓」というお店ですが、食材はすべてオーガニックだそうです。予約するのも大変らしいですが、それにしても、この品数には圧倒されました。私と李愛珠さん以外はご夫婦同伴で、台北駐日経済文化代表処幹部OBです。
台湾から帰国したら詳しくお伝えしますが、今日、訪問した中高一貫校では大歓待を受けました。昼食はPTA会長がオーナーのレストランでいただきました。ご覧のお料理は一部ですが、初日から血糖値が心配です(≧∀≦)
桃園空港MRTがやっと開通
“鉄ちゃん”&“台湾大好き”の私にとって、台北地下鉄(MRT)の新線である「桃園空港線」の開通はとても嬉しいことです。何といっても、今までに7回も延期されていたので、“本当に走るのかな”とも思っていました。
また、今回の訪台で無料でお試し乗車できたこともすごくラッキーでした。車内は明るく、大型スーツケース置場や国際線離発着ディスプレイもありました。それから、正式営業は3月2日からだそうです。
ただ、実際に台北駅のロケーションはあまり良くありません。他のMRT、台鐵、高鐵(新幹線)のそれから離れているのです。東京駅の京葉線ホームくらいの距離です。友人は、「設計ミスだ。人気はないだろう」と言っていました。確かに、重い荷物をもって乗り換えるのは難儀です。
なお、今回はMRT中和新盧線の終点・南勢角駅と同松山新店線の終点・新店駅まで行ってきました。二つの駅は新北市にありますが、どちらも台北市内の駅と同様、大変活気がありました。
かなり旨いです!
サンポーさんというメーカーから写真の「汁なしカレーまぜそば」が新発売されました。最近、キワモノの焼きそばが多かったせいではありませんが、これはかなり美味しいです。お勧めですね。
16種類のスパイスが入っていて、お湯を注いで4分間我慢し(その間、紙のフタはすべてはがします)、それから、一所懸命にまぜると、いつの間にか汁が麺に吸い込まれてとろみが出てきます。見た目は焼きそばみたいです。
そして、100グラムの野菜(生での換算)も入っていて、税込みで138円です。セブン&アイグループ限定販売ですが、セブン-イレブンで受け取れば、送料無料で1個から通販できます。約500キロカロリーとちょっと高めです。
「恩を仇で返す」ことは許されません
一部の新聞記事ですが、民進党内に「連合に共産党ほど票が出せるのか」という声が少なくないと報道がありました。事実とすれば大変な問題です。
連合の前身である“同盟”や“総評”などの時代から、いったい誰が苦しいときも、雨が降るときも支えてくれたのでしょう。そのことも忘れて、思想信条が180度異なる共産主義政党と比べるなど、正気の沙汰とは思えません。「恩を仇で返す」とはこのことです。もちろん、これまで連合の支援を一切受けていない各級議員の生き方はそれはそれで理解しますが、もっとも見苦しいのは連合の会合などで、「働く仲間の皆さんと一緒に頑張ります!」と言っておきながら、その帰りの駅頭で共産党などと嬉しそうに共闘している人たちです。
仙台の方では、「共産党も変わってきて、主義主張はそれほど壁がなくなった」など戯けたことを言っている国会議員もいるようです。立憲君主制廃止、自衛隊解体、日米安保破棄の政党のどこか、どのように「壁がなくなった」のでしょうか。私には不思議で仕方ありません。ですから、地方連合幹部が、「これ以上、共産党との距離がなくなれば、次に衆議院選挙の推薦の取り消しもある」と言ったのも当たり前のことです。単に原子力政策がどうのこうのという問題ではありません。
政権交代が遠のくことに恐怖感を覚え、支持率が消費税率以下(NHKなど)になってしまった現状を打破したいことは分かりますが、連合会長の神津里季生さん(写真)が繰り返して、「(民主党の)党名を変えるべきでない」、「(維新の党との)合併はすべきではない」、「(共産党との)共闘はあり得ない」と口が酸っぱくなるほどアドバイスしてきたのに、ほぼ真逆な方向に走っているこの政党がとても心配です。
それから、私は昨年8月に松原仁都連会長に内定していた都議選公認の辞退を申し入れ、了解をいただきました。その後、周辺環境は劇的に変化しましたが、民主党時代にお世話になったことを忘れることはありませんし、浪人時代の3年間は一日たりとも民主党の旗を降ろすことはありませんでした。しかし、情勢を考えればやむを得ないのでしょうが、都議会の仲間たちの会派名から「民進党」が消えるなど、今の民進党は以前の民主党と比べてまったくの別組織のようです。
「民泊新法」に問題あり~東京の治安が悪化する
2020東京五輪・パラリンピックに向けて、“おもてなし”の精神で多くの外国のお客さまをお迎えすることはとても大切ですが、だからと言って、違法な“民泊”を合法化する新法は多くの問題を抱えています。東京都内でもすでに違法民泊が12000カ所以上存在すると言われていますし、全国ではなんと5万カ所に迫ろうとしています。もちろん、この場合の民泊とは家族経営で旅行者をもてなす“民宿”とはまったく関係ありません。
写真は大田区で特区制度を使って営業する民泊ですが、このような例は全国的にも極めて限られています。なのに違法な現状を優先させ、経済効果をことさら強調して、営業許可条件を骨抜きにすることは、地域の治安を守るという視点からも大変心配で、実際、違法民泊が多い地域では少なくないトラブルが起こっています。
私は旅館業法の規制を緩和することにすべて反対ではありせんが、今回の新法は耐震強度の確認、火災時の避難確保、管理者の24時間常駐などが全部外されています。これでは、宿泊者の安全を守ることはできません。経営的にも業界が言っているような利益を出すことも難しいでしょう。
確かに最近になって国土交通省は、都道府県への届け出、宿泊名簿の作成、営業日数の上限を180日にするなどの方針を決めたようですが、前述の肝心なことは何一つ前に進んでいません。言ってみれば、世間の批判と不安にに対する“ガス抜き”に過ぎません。
そして、最大の問題点は所管官庁が、厚生労働省から国土交通省に移ることで、それを強力に後押ししているのが、空き家や空き室を大量に抱えている一部の不動産業界です。不動産業界の所管官庁は国土交通省ですが、この二つの組織名をじっと見ていると、ある構造が浮き上がってきます。上から目線で恐縮ですが、分かりますよね。
民泊新法は“真のおもてなし”を提供するためにも制定すべきではないと思います。誰も管理していない空き家やマンションの一室でそれが可能なわけがありませんし、国際都市東京をそんな街にしたくはありません。
(写真出典:Wikipedia)
道端の八百屋さん
今日から18日まで台湾です
書類提出とお土産購入完了!
即時撤収か重装備投入を
日本の自衛隊は常に専守防衛に徹し、内外から高い評価を得ています。そして、戦闘行為などが発生すれば、いかなる場合でも恋人や家族よりも任務を最優先することを誓っています。
それで、南スーダンの状況がかなり悪化しているようです。以前に私は日本国民の虎の子である自衛隊を南スーダンにPKO派遣すべきではない、それはイギリスとフランスに任せましょうとお伝えしましたが、“工兵”の役割を現地で担っている陸上自衛隊に迫っている危機を早急に回避しなけれなりません。
選択肢はタイトルのように二つしかないと思います。即時撤収が望ましいのですが、陸上部隊は施設整備隊と言えども、いったん展開すると撤収はとても難しくなりますし、国際社会から“卑怯者”と指摘されてしまうかも知れません。だから、始めからこの地には行かないほうが良かったわけです。
そして、内戦で生命の危険がある場所ですから、武装した集団を派遣しているのですが、現在の彼らの武器はあまりにもお粗末と言わざるを得ません。このままでは犠牲者が出てしまいます。撤収が困難ならば、厳しい情勢に見合った装備を急いで空輸してもらいたいです。特に火器と移動手段の車などはあまりにも情けない実態ですから、隊員の皆さんが自己防衛できるように、今すぐにでも実施する必要があると思います。
それにしても、国権の最高機関である国会では、部隊の日誌に“戦闘”という単語があったとか、なかったとかいう議論が続いています。同じことを何度も何度も繰り返してしつこいです。私でも分かる程度の戦力の展開や費用について、答えられない防衛大臣の稲田朋美さんも大いに問題ですが、こんな無様な委員会審議は残念で仕方ありません。どちらかの選択を超特急で決めてください。
(写真:現地で業務を行う陸上自衛隊施設隊・陸上自衛隊提供)
妻からのチョコレート
受動喫煙対策~東京は世界から注目されている
これまで何回か受動喫煙対策での自分の意見をお伝えしていますが、政府のそのことのたたき台が明らかになりました。具体的には健康増進法を改正することになりますが、その目的は2020東京五輪・パラリンピックを睨んでいますので、特に東京(都)や都民の皆さんの関心は高いです。
そして、一番心配なことは今から自民党の一部などに改正案を“できるだけ骨抜きに”と企んでいる勢力がいることです。すでに党内部会では「五輪のためなら東京だけでやれ」などと乱暴な意見が実際に出ています。また、飲食店業界などでは“客離れ”が心配と言われていますし、それも理解できなくはありませんが、逆に煙のない店内を作ることで、「あのお店の料理は美味しいし、雰囲気も良いけど、タバコの煙と臭いが我慢できない」という客層を取り込むこともできます。かつて、都内のタクシーが全面禁煙になったとき、同じようなことが言われていましたが、特にそのことによる問題はありませんでした。もう、検証は済んでいるのです。
さて、今日のタイトルの“例外”ですが、まず、「30㎡以下の小規模で、おもにお酒を提供するお店は例外とする」です。バー、スナック、クラブなどを想定しているようですが、すでに「飲食店は原則禁煙とする」の当初案から後退しています。そこで働く従業員の健康をどのように考えているのでしょうか。
次に“例外その2”ですが、小規模な居酒屋、焼とり屋、おでん屋さんなどを上述と同じく扱うとは、上から目線で申し訳ありませんが、“何をか言わんや”の決定版です。確かに昔はこれらのお店は男性中心の客層でした。しかし、今では子供たちやタバコの喫煙率が低い女性が多く入店していますし、外国のお客様を見かけることも多くなりました。そんなことはないと信じますが、この例外が認められれば、間違いなく世界から非難を受け、タバコ4流国家に認定されてしまいます。
それから、受動喫煙対策も大切ですが、この機会に喫煙率を下げていく取り組みも重要です。タバコを吸っている人たちの4割は「できれば止めたい」を思っていますので、それを可能にできる環境づくりがさらに必要でしょう。“意志”がそれほど強くない私でも禁煙に成功(「止め得てやる!今日から!」のパターン)しましたので、それほど難しいことではないと実感しています。それと、流行りの電子タバコですが、例外とすべきではないと思います。
(写真:JR阿佐ヶ谷駅南口。周辺に配慮したオープンエアの喫煙所)
可愛い後輩たちの卒業祝い
ホルモン最高!
すごく美味しい「ガリガリ君」登場
旧友と思い出話に花が咲く
「たまひよ」の記念イベント
山口組分裂の真相と東京の治安悪化
京都の独立系任侠団体「会津小鉄会」(指定暴力団)の分裂は小康状態を一応、保っているようですが、ここにも、一昨年8月末に起きた山口組分裂の影響があります。つまりは、山健組と弘道会の代理戦争とも伝えられています。しかし、その構図も間違いではないのですが、どちらかと言うと、オール神戸山口組vs弘道会のようにも感じます。
さて、「菱の代紋~山口組に隠された最大禁忌」が発行されました。いわゆる実話系ではなく、山口組の元有力組長の自伝や告白本でもありません。かなりの取材力というか、情報力がある著者と思われますが、トーンとしては一環して“神戸山口組”側に立ち、弘道会、特に現在の三代目会長を批判的に描いています。
ただ、少し厄介なのは組織名は出てくるのですが、個人の名前は語られていないことです。例えば、上述の弘道会三代目は竹内照明さんですが、その記載はありません。それどころか、山口組当代の司忍さん(本名:篠田建一さん)、府中刑務所に服役中の高山清司さん(山口組若頭)も同様で、五代目時代の最大のタブーの出来事も、双方の中野会の中野太郎さん(当時の山口組若頭補佐)、宅見組の宅見勝さん(同・山口組若頭)の名前は組名だけで個人名は一切登場しません。理由はよく分からないのですが、正しく理解するためには、そばに組織図を置いておくと良いですね。
もとに戻りますが、その最大のタブーですが、舞台は“新幹線の停車駅でもある当該再開発地帯は、世界的も有名な古都にあった”と始まり、“歴史的要因と政治的背景から、当該地区は不条理な扱いを受けており”(後略)と書かれています。この場所がどこなのか、それは「京都駅南口一帯」であると私の友人は教えてくれました。
そして、この“最後の土地バブル地帯”の利権を巡って両組織が対立(銃撃戦により10名以上が死傷しましたが、何故か報道はほとんどされませんでした)し、中野太郎さんが床屋で襲撃され、そして、その報復として宅見勝さんが新神戸駅近くのホテルで暗殺され、中野会が山口組から絶縁される経過が詳しく書かれています。これらのことは確かに五代目時代の禁忌だったと推測されますし、六代目誕生の隠された因縁にもなっているようです。
ちなみに、中野会と宅見組は山口組同門で、ここに山健組や中野会会長への襲撃犯とされる冒頭の会津小鉄会も絡んでいたそうです。また、地上げの資金供給をしていた消費者金融は倒産した“武富士”と思われますし、本書でのM銀行は当時の三菱銀行でしょう。
それから、若頭が不在になり、五代目の渡辺芳則さんも棚上げされ、司忍さんがその後継になるのですが、この辺りから分裂の炎がくすぶり始めたと記されています。それは、「仁義」を重んずる神戸山口組と「掟」をそうする六代目山口組の大きな差異だったそうで、別の言い方ですと、「義をもって和と成す仁義」と「服従と沈黙の掟」と表されています。なるほど。
その他にも、神戸山口組と六代目山口組の“総本部”の持ち方の違い、抗争事件後の裁判費用や慰労金、中部国際空港建設工事の伴う利権、七代目と目されている弘道会会長の資質と人間性、若頭の高山清司さんの支配構造、司忍さんの過去の振る舞い(実名はなし)、かなり批判的に評価され、同時に被害者でもあると哀れんでいる極心連合会会長の橋本弘文さん(統括委員長)のこと、渋谷駅周辺大規模再開発&東京五輪利権、東京での六代目山口組系組織の実態、歓楽街での不良外国人の勢いと両山口組以外の代紋との連携などなどです。
私はヤクザ世界を1ミリも肯定するものではありませんが、分裂によりその間隙をアジアやアフリカの不良外国人が入り込み、“理屈も文化も通じない略奪主義”(本書)が跋扈し、それにより、東京の治安が悪化していく現状を直視しなければならないと強く感じています。
追記:昨日、もう一つの「七代目会津小鉄会」が立ち上がったようです。神戸山口組と違って「京都」が付いておらず、まったく同じ名称になり、分かりづらいですね。これからは、「七代目会津小鉄会(金子利典会長)」または「七代目会津小鉄会(原田昇会長)」と表記するのでしょうか。昔の全学連のようです(^∀^)
『赤坂サカス音×テラス2016-2017』
私の活動をいろいろな面でサポートしてくれている友人と赤坂で打ち合わせを兼ねて懇親しました。この繁華街にある立ち飲みの焼とん屋さんはとても活気があり、店員さんの接遇も爽やかで、一瞬でファンになってしまいました。
それから、近くの赤坂テラスに移動し、素敵なバーに入りました。ではなく、お店は貸し切りだったので、外で飲むことにしました。これが結果正解で、「赤坂サカス音×テラス2016-2017」を目の前で体験することができました。
なお、寒い店外ですが、ブランケットを貸してくれ、テーブルの近くには大型ストーブがありましたので、特に辛いということはありませんでしたし、タイトルのように光と音の素敵な組み合わせに魅せられました。今月の19日迄だそうです。
これから軍需セールスが始まりそう
斜めから見るのもそれはそれで良いのですが、正直なところ、アメリカの新しい国防長官の一連の発言にはほっとしました。中国に対しては海保の大型巡視船20隻分、北朝鮮に対してはイージス艦5隻分の効果はあったでしょう。だだし、相手はその“ほっと”を突いてきますので、緊張感は満充電しておかなければならないと思います。
なお、防衛大臣の稲田明美さんとはカウンターパートになりますから、こちらの会談が正式のように扱われていましたが、実質は前日の安倍首相への“表敬訪問”で決着はついていたのでしょう。余談ですが、稲田大臣への安倍さんの期待は相当大きいようです。しかし、もう少し軽量級の閣僚からスタートしたほうが良かったとも感じました。
ところで、駐留米軍の経費負担増の件についても一応クリアーしたようですが、次の課題はそんなに時間を掛けずにやって来るような気がします。それは、日本自身の軍事費アップのことですが、まず、GDP比1%以内に抑えるという議論が出てくるでしょう。今から40年前に当時の三木首相のもとで閣議決定されていますが、その10年後に第三次中曽根内閣で撤廃が決められています。ですから、わが国として、防衛費GDP1%枠という制度はありません。
また、1%以内に抑えているうちは平和国家で、それを超えたら突然、軍事侵略国家になってしまうという主張はさすがに最近は目立たなくなりましたが、依然として左派や中道左派の皆さんの頭の中にこびりついているようです。天邪鬼的に言えば、分母であるGDPがどんどん成長すれば防衛費がグロスで増えても見かけは問題ないことになります。
さて、今日のタイトルですが、稲田さんも言っている防衛費の質と量の拡大ですが、結局はその増加分はアメリカから装備として購入する可能性が高いように思います。もちろん、わが国は専守防衛という大前提がありますから、それは遵守しなければなりません。当然のことですね。
そうしたら、自衛隊が迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の海上からの発射実験に初めて成功したと報道されていました。偶然なのか、そうでないのかは分かりませんが、このイージス艦に搭載予定のミサイルはとても高額なことで知られていますし、レーダーシステムや陸上イージス(イージスアショア)、あるいは今話題のTHAADも同様です。
迎撃ミサイルシステムは言うまでもなく、専守防衛の典型的な軍事力ですが、つまるところ、駐留経費の上乗せはなくても、これら(F35なども)の輸出によって、アメリカにもかなりの利益をもたらすわけです。このセールスは生粋の軍人であるマティスさんには苦手で、トランプさんがやるのでしょう。
WOWOWスター・ウォーズTシャツ
二年ぶりの節分会は気合を入れて
共産党は古今東西「大嘘つき」
特に中国共産党や総書記の習近平さんだけが“嘘つき”というわけではありません。わが日本共産党もまったく同様ですし、かつてはその親分はソ連共産党でした。
私はいわゆる“反中本”や“嫌韓本”を読んで溜飲を下げることはありませんが、この漫画はとても面白かったですし、中国共産党やその私的軍事組織である人民解放軍のことも勉強になります。併せて、民主党政権時代の一番目と二番目の首相がとてもユニークに描かれています。
もちろん、帯にもあるように、反日教育、言論弾圧、愚民化政策、拷問、洗脳、汚職となんでもござれと、分かりやすく漫画で表しています。「抗日映画の憂鬱」の項も日本人俳優の複雑な思いが書かれていて、こちらも複雑な気持ちになりました。
さて、共産党や共産主義者の“嘘”ですが、党の規約などには記載がないものの、共産主義革命を達成するため、共産主義国家を“内外”から防衛するためにはどんな嘘をついても良いことになっています。
わが国基幹産業のある大企業の労働組合の執行部は共産主義を信奉していますが、机の上に国旗を飾ろうが、本来は敵である会社幹部と一緒にゴルフをしようが、その労組を領導している政治団体から糾弾を受けることはありません。嘘も彼ら彼女らの戦術であり、目標達成(日本を共産主義国家にすること)の大きな戦略でもあります。
ですから、例えば日本共産党と連携とか共闘とかを実現しようと言っている方々は、このような現実と理論を分かっているのか、そうでないのかは、私には不明ですが、よほどの覚悟と責任がなければ、いずれ、共産党の統一戦線論の犠牲者になってしまいます。
昭和の雰囲気がたっぷり「鉄板酒場」
赤坂見附近くで会合があり、比較的早く終了しましたので、外堀通りを挟んだホテルの地下にある居酒屋さんに入りました。タイトルの通り、昭和の雰囲気が満載で、ポスターやホーロー引き看板が数多く飾られていて、流れている曲は、「カラオケで歌ってみろ」と言われれば(言われませんが)、すべて実現可能のものでした。
また、この店の売りは、自分たちで焼きそばやたこ焼き、もんじゃ焼きなどを目の前で作りながら食べられることです。もちろん、それが面倒な場合はお店の人が調理場で作って持ってきてくれます。
そして、串揚げも美味しかったのですが、やはり、魅力的だったのは写真の“溢れ山崎ハイボール”でした。日本酒ではこのような飲み方がありますが、ウイスキーでは初めての経験でした。それから、店を出るときには、家族連れが楽しそうに鉄板の上でお肉を焼いていて、素敵な風景と思いました。