銀行カードローンはサラ金なのか

 ここ十数年、減り続けていた自己破産の件数が昨年から増加になっています。原因は“これだ!”とはっきり分かりませんが、銀行のカードローンにその責任があるとも言われているようです。もちろん、笑顔で窓口のお客様対応をし、自転車やバイクで取引先回りをしている行員の皆さんには何の責任もありませんが、明らかに社会問題化していることも事実でしょう。
 そしてなぜ、そんなことを指摘されなければならないのかですが、若干の異議申し立てを承知で申し上げれば、かつて、サラ金、街金、高利貸しなどと揶揄された消費者金融みたいなことを現在、銀行が行っているからです。
 そのサラ金の反省から総量規制(年収の三分の一まで)などを導入しましたが、銀行にはそれが適用されず、多重債務や自己破産を生み出す一つの理由となっています。しかも、三菱東京UFJ銀行とアコム三井住友銀行とプロミスみずほ銀行とオリックスはそれぞれタッグを組んで貸金業務を営んでいますし、実際、銀行からカードローンでお金を借りて返せなくなると、それらの消費者金融が登場します。
 また、「銀行だから安心だよね」は間違いで、けっこうな高金利でカードローンは運営されていて、これでは、今日のタイトルのようにサラ金の銀行版ということも冗談ではありません。私はときどき、銀行とはモラルが高いのかそうでないのかわからなくなります。特に旧・住友銀行の幹部が「わが社のコンプライアンスは」などと言っているのを聞くと、たちの悪いジョークのようにしか思えません。「どの口が言ってんの」ですね。
 最後に3メガバンクも社会的お叱りに耐えきれず、それぞれ、審査基準や過度な広告表現の見直しなどを模索しているようですが、借りた方にも責任はあるものの、銀行のモラルが現状以下にないように奮闘努力してください。社員、行員の97%は至って真面目に働いているのですから。(写真:区内の3メガバンク支店)

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