鎌倉の名刹を駆け巡る

 神社仏閣にあまり興味はないのですが、Huluで観た「駆込み女と駆出し男」がかなり面白く、舞台となった鎌倉の東慶寺(通称:縁切り寺)に行ってきました。
 JR北鎌倉駅で下車してそのまま目的の東慶寺に向かう予定でしたが、何となく人混みに任せて円覚寺に入りました。すごく広い境内でしたが、その途中、前から高僧が何人かの若いお坊さんとご一緒に歩いてこられました。そして、私はその方の少し前で合掌させていただきました。そうしたら、その高僧も歩みを止めて合掌していただきました。
 そのあと、写真のように冷たい抹茶をいただいたのですが、運んできたお嬢さんにお聞きしたら、「その方は管長の横田南嶺様です。皆さんからとても慕われています」と教えてくれました。もとより徳に縁のない私ですが、管長様に合掌をいただき、徳を積ませていただいたような気分です。しっかりと精進しなければ。
 それから、歩いて数分の東慶寺に向かいました。写真に絵解きをしておきましたが、かつて、鎌倉街道沿いに大門があり、そこに草履でも手ぬぐいでも投げ入れれば、駆け込み成功だったそうです。それは売店の方からお聞きしました。私が、「江戸時代だったら、妻も駆け込んでいたかも」と言ったら、その女性は、「私なんてとっくに駆け込んでいますよ」とけっこう真顔で言われていました。なかなか、シュールな会話でした。
 また、このお寺には著名人のお墓が多くあることでも知られているようです。私も高見順先生(写真)と小林秀雄先生の墓前にお参りさせていただきました。ただ、案内板などは一切ありませんので、探すのは難儀です。私は造園業者の方にお聞きし、親切に教えてもらいました。ありがとうございます。
 さらに歩いて建長寺に到着、このお寺の境内ももの凄く広かったです。それで、せっかくですので、ほとんど参拝客がいない半僧坊まで行ってみましたが、高尾山薬王院のような雰囲気でした。住職から縁起を詳しく説明していただきましたが、よく分かりませんでした。なお、その方の勧めもあり、さらに石段を展望台まで上がりました。鎌倉の深い緑、市内、相模湾が眼下に広がり、“ブラタモリ”になった気分でした。
 そして、駐車所の大型観光バスでお客さんを待っていたガイドさんから鎌倉五山のことを教えてもらい、鶴岡八幡宮の境内を通って、途中で豊島屋さんの鳩サブレーを買って鎌倉駅に着き、大好きな京浜急行バスで金沢八景駅まで移動し、電車を乗り継いで新宿駅に向かいました。
 最後はその新宿の居酒屋さんでいつもの仲間たちも合流して、個人的には“精進落とし”と決め込んで大いに盛り上がりましたが、やや痛飲気味です。徳が消えないようにしなければなりませんね。

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