「いかがなものかな」と思う人たち

 確かに小池百合子さんの“排除”や“さらさら”はあまり感じが良くなかったのですが、希望の党の混乱の第1章は若狭勝さんの場当たり的な発言でした。初手では「今回確実に政権交代できる見通しがあるなら、国政に出ることもありえる」と得意気に語り、舌の根も乾かぬうちに、「『次の次で確実に交代できる議席数に達する』という思いでいるとすれば、今回の衆院選に小池代表が出なくてもかまわない」と支離滅裂な発言で追い打ちをかけています。
 それから、ご自身の敗北が決まると、「小池氏の不出馬がはっきりしたのが遅かったため、風が止まり逆風になった」と、事務所に集まった僅か数名の支援者に対して言い訳をしていました。東京地検特捜部副部長さんの経験がある方でもこの程度なのかと悲しくなりました。
 また、選挙期間中に、「自民党は組織票をいっぱい持っています。組織票を固めて私とか小池さんを潰しにかかるという、そこだけを念頭において自民党は戦略を立てています」と絶叫していました。この方、大丈夫でしょうか。東京5区で落選した福田峰之さんとそっくりです。ちなみに、この二人はとても仲が良いそうです。
 自民党に味方するわけではありませんが、つい1年前の衆院補欠選挙で自民党公認で勝たせてもらったのに酷いものです。表現は良くありませんが、“裏切り者”ですから、自民党が党を挙げて潰しにかかるのは当たり前のことでしょう。その組織票で当選したことがまったく分かっていないというか、忘れてしまったのようです。
 そして、希望の党の国会議員さんたちもかなり荒れているようですし、小池さんの責任を追求する声が大きくなるのでしょうか。しかし、私は“ちょっと待ってください”と申し上げたいのです。小池さんの人気に便乗して、小池さんのネームバリューだけを頼りにして、民進党から集団脱走した方々にそんな資格があるのでしょうか。
 それもつい先日のことで、小池さんにも責任はあるでしょうが、彼女のやり方や性格を見抜けなかったほうが問題だと思います。政治の世界では騙される側が悪いのです。ですから、「代表!私たちの地元での活動が足りずすみませんでした」、「小池さん、引き続き二足のわらじを履いて、私たちをご指導ください!」という根性のある議員が一人くらいいないのかと残念で仕方ありません。
 さらに、数カ月前まで小池代表(都知事)のスポークスマンみたいな顔でテレビに出まくっていた音喜多駿都議ですが、都議選で彼女から支援をもらったことはすっかり忘れて、小池都政や離党した都民ファーストのことをきつく非難しまくっています。都議会会派としての都民ファーストも同じなのでしょうが、もともと、小池さんが作った組織です。彼は今月号の月刊Willに“小池独裁 教えず、聞かず、語らせず”、月刊Hanadaには“三枚舌、小池都知事は最大の反面教師”とのタイトルで寄稿していますが、今になって言うのは卑怯の一言です。単なる目立ちたがり屋でしょう。
 合わせて、都議会会派としての都民ファーストの皆さんですが、夏の都議会議員選挙では文字どおり、小池人気一点で当選されています。これは新人の方はもちろんですが、民進党からの移籍組もまったく同じで、民進党を離党しても、小池党からの公認または推薦がなければ全滅だったでしょう。
 彼ら彼女らは8年間または4年間、一緒に活動した私の大切な仲間ですが、音喜多さんのように義理を欠いた行動をされないことを切望しています。むしろ、小池さんを積極的に支えていくことが大切と思います。葛藤と自己矛盾の克服もあるでしょうが、頑張って乗り越えてください。
 それにしても、小池さんのお友だちというだけで、近畿ブロック比例単独1位で余裕の当選をした樽床伸二さんが「希望の党の安保政策は民進党と一致しています」と言ったり、「すべてが想定済み」の前原誠司さんが「結局うまくいかなかった」と嘆いたり、シェイクスピアではありませんが、悲劇を通り越して“喜劇”になってしまいました。まるで漫画の世界です。
 最後に東京都政ですが、「これからは都の仕事に専念する」と言っている小池さんに対して、“おかえりなさい!”と歓迎する職員が、“八つ当たり”を懸念している職員より一人でも多くいることを願っています。この1年数カ月で職員さんのモチベーションが落ちるところまで落ちてしまったので、ただただ、そのことが心配です。

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