賢明な日本政府の判断

報道されているように、開催中の国連総会では緊急特別会合が開催され、アメリカがイスラエルの首都をエルサレムに認定した決定を撤回することを求める決議を賛成多数で採択しました。私には正直なところ、ある国の首都を別の国が定めることの意味がいまいちよく分かりません。ただ、トランプさんにすれば、歴代の大統領が先送りにしてきたことを、選挙公約どおりに実行しただけだとなるのでしょう。

さて、この決議に対して「わが国はどうするのだろう」と思っていましたが、賛成したことはとても良かったと思いますし、事前に米国にはそのことを水面下で通知していたと思います。ですから、トランプさんは脅しとも取れる愚痴みたいなことを言っていましたが、国内向けの発言で、実際に多くの同盟国が賛成しているのですから、お咎めなしでしょう。

それから、わが国は欧米とは異なり、反イスラエル諸国家とも比較的友好な関係を継続してきました。パレスチナにも理解を示していますし、米国にとっては極悪非道国家であるイランとも過去から悪くない間柄です。私もまったくもって、それでいいと考えます。日本は昔からアラブやパレスチナに共感を抱く人たちも少なくなく、そのことは中東の皆さんもよく知っているようです。

また、特にイスラエルが好きとか、そうでないとかではありませんが、彼の国が国連安全保障理事会の度重なる決議を無視続けていることは大問題で、現在進行型で勝手に入植地を拡大していることにも批判が高まっています。放送大学教授の高橋和夫先生が、「日本がイスラエルのやり方を認めてしまえば、北方領土や竹島の所有権を主張することはできない」と言われていましたが、そのとおりと思います。

そして、話題は若干異なりますが、トランプさん以上に国際社会に脅しをかけていた米国連大使のニッキー・ヘイリーさんの人気が急上昇のようです。インド系アメリカ人で下院議員や州知事の経験もあり、プロテスタントでも戒律が厳しいメソジスト派の信者だそうです。とても魅力的な方と思います。(写真:国連ホームページから)

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