5億円のマネー・ロンダリング

お得意さん回りや窓口での来客対応をされている行員の皆さんに何の責任もありませんが、銀行というところはモラルが高いのか、そうでないのかよく分かりません。少し前には三つのメガバンクが大規模なリストラ案を発表しましたが、「徹底したリストラを実施します」と得意気に言う前に、「経営陣の能力不足で行員の皆さんが職場を去ることを本当に申し訳なく思います」がどう考えても先でしょう。

もっとも、大手銀行の労働組合の執行部人事は会社が決めているようで、こんな表現を使いたくはありませんが、「御用組合」の典型でどっちもどっちです。会社に選ばれて組合役員になった人は順調に出世コースを歩むそうです。酷いものですね。

さて、そのメガバンクの一つ、三井住友銀行の新松戸出張所(写真:Googleマップ)に勤務していた女性行員がお決まりのやり方で、約5億円のお金をだまし取ったと報道がありました。約5億円は被害総額で、この容疑者は、「FX(外国為替証拠金取引)に使った」と事実を認めているそうです。

それで、FXとは何かなと思って少し勉強してみたのですが、どのような金融商品なのかさっぱり理解できませんでした。ただ、すごくハイリスク・ハイリターンであることだけは分かりましたし、昼間から金融庁公認で賭場を開いて博打をやっているようにも感じました。私には今までもこれからも、まったく縁のない世界であることは間違いありません。

ところで、だまし取った莫大なお金はFXという金融商品を通じて、いわゆる“マネー・ロンダリング”されたことになります。どこかの誰かが合法的に儲かったのでしょうが、けっこう凄いことではないかと思いました。銀行はこのような不祥事に備えて保険をかけているのでしょうか。

それにしても、銀行の支店などでは1円でも帳尻が合わないと、残業してでも合うまで帰れないと聞いたことがあります。行員の皆さんは難儀だと思いますが、一方で今回のような事件がときどき起きています。やっぱり、銀行はよく分からない企業ですね。

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