ず~っと「モリカケ」やってたら!

写真は先日の衆議院・厚生労働委員会での採決の風景です。お馴染みの、お約束の田舎芝居ですが、いつまでこんなことをやっているのでしょうか。ユニークだったのは国民民主党は物理的な抵抗はやらないと決めましたので、これまたお馴染みのわれらが柚木道義先生が両手を広げて、鳥の羽のようにパッタ、パッタとやっていたことです。

私はてっきり、彼は立憲民主党に移籍したものと思っていたのですが、委員長席の周りでは活躍できないので、この意味不明な行動に出たのでしょう。まるで、与党委員に「さあ!立って!」と扇動しているようで、いつもながらとは言え、呆れるを完全に通り越して笑わせてくれます。

ところで、上述のように、原則ではありますが、国民民主党は審議拒否をしないという方針はとても良いと思います。これで、同じ根っこと思われていた立憲民主党との差別化ができ、選挙のときの有権者の皆さんの判断に有効になりました。立民はそのこともあり、さらに抵抗政党の純度が高まっていくでしょうが、コアな支持者は大歓迎ですから、何の問題もありません。

それと、一部の評論家などが、「国民民主党=民社党・同盟」「立憲民主党=社会党・総評」みたいなことを言っています。来年夏の参議院議員通常選挙で連合の候補者がどちらの政党を選択するかという視点からなのでしょう。立民=社会党・総評はほぼ正解ですが、国民=民社党・同盟はそれほど当たっていませんし、特に安全保障政策についてはかなりの差があります。春日一幸さんや佐々木良作さんがご存命であれば、びっくり仰天でしょう。

それから、こちらもユニークさでは柚木先生に後塵を拝することのない国民党共同代表の玉木雄一郎さんが再び、“この人、大丈夫かな?”と心配することをtwitterでつぶやいていました。曰く、「4000ページの資料はいろんなことを教えてくれる。やはり『安倍晋三記念小学校』として申請されていたわけだ。大阪教育庁の私学課から私たちが聞いた話が真実だと裏付けられたことになる」だそうです。

正直なところ、こんなことはすでに明らかになっていたことですし、その名前を使ったのは希代の詐欺師・籠池泰典容疑者です。それを自慢げに、安倍さんの関与を疑わせる言いっぷりはいかがなものかと思います。4千ページを読み込むのは難儀だったでしょうが、あまりにもお粗末と言わざるを得ません。もう一人の代表である大塚耕平さんに一本化したほうが良いと思います。

ところで、ときどき登場する友人の記者が面白いことを教えてくれました。「野党が徹底した審議拒否を貫くと言って、4条件を示して、『一つでも欠けたら審議には応じない』と元気だったけど、何一つ与党が飲まなかったのに、いつの間にか復帰しただろう。どうしてか分かる?」と私に聞いてきました。

私は「それは世間というか、国民の皆さんから『税金ドロボウ!』とか、批判が激しくなってきたからじゃない」と返すと、「まあ、それもあるけど、本当は“野党が審議拒否しても、国会がちゃんと回ってしまうことを国民に知られてしまうのを恐れたからだよ」と諭すように言いました。

確かに委員会審議なども委員長職権で開催し、野党の質問時間は与党の議員も答弁する大臣などもただ座っているだけと、変な光景を私たちは見ていました。一見すると、「ムダなことやっているな」となりますが、民主主義は手続きを重ねることが大切ですから、与党はあまり褒められたことではないものの、相手が出てこないのだから、戦術的には間違っていないでしょう。

それにしても、さんざん審議拒否しておいて、今度は「空回しした分、俺たち私たちの時間を返して、もう一回やり直せ!」とはどの口が言っているのでしょうか。これでは、支持率が上がらないばかりか、下降していくのも当たり前です。もう、どこまでも、いつまでも“モリカケ”やっていればという暗い気持ちになってきました。

なお、もの凄く久しぶりに開催された党首討論で、立民代表の枝野幸男さんと共産党委員長の志位和夫さんは、モリカケ一本で勝負をかけていました。二つの政党の立ち位置からすれば当然のことですでしょう。しかし、例によって新しい事実は一つも出てきませんでしたが、どうやら、連立政権や自民党は野党がこればっかりやってくれることを影では歓迎しているようです。そのことは枝野さんも分かっていると思いますが、ほかにやることがないのでしょうか。

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