お疲れさまでした!リカちゃん

中国の国務院総理のリカちゃんこと、李克強さんが3泊4日の日程を終えて無事、北海道の新千歳空港から帰国されました。首相の安倍晋三さんは彼と一緒に北海道まで行き、終日お付き合いして、空港でお見送りまでしていましたので、文字どおりの“公賓”でした。リカちゃんも日を追うごとに笑顔満載になっていました。

ところで、彼は本国では過去には総理の専権事項だった経済政策まで習近平さんに奪われてしまったとか、共産党最高指導部でも外されているとか言われています。確かにそのような実態があるのかもしれませんが、中央政治局常務委員会では依然として序列ナンバー2を維持していること、出身の共青団(共産主義青年団)が全力でリカちゃんを守っていること、政府実務官僚たちにはリカちゃんのファンが多いことなど、伝えられているほど、権力は低下してはいないようです。

そして、今回の訪日は表向きには「日中韓首脳会談」がメインでしたが、韓国の文在寅さんは失礼ながら、付録みたいのもので、安倍さんは日中の関係改善にもっとも力を入れていましたし、かなりの成果はありました。特に安倍さんとリカちゃんが後ろで見守る中、10件もの協定や覚書に関係大臣たちが次々に署名する光景は素晴らしかったです。

もちろん、尖閣諸島については中国に対して毅然とした態度を貫いていくことが何よりも大切ですが、同時に両軍の偶発的衝突を防ぐため、ホットラインを設置することは長い間の懸案事項でしたら大歓迎です。正食なところ、優秀な日本の防空システムも彼の国から飽和攻撃されれば、すべて撃ち落とすことは不可能ですから、その意味で、国益を損なうことは戦略的に触れないことは正しかったと思います。

また、北朝鮮については意見の相違がまだまだあると報道されていましたが、これは当然のことで、その状況でも制裁拉致問題で一定の合意ができたのも上出来だったのでしょう。それから、安倍さんも大したものだなと感じたのは、本心ではないにしろ、各国から評判の悪い“一帯一路構想”に理解を示したふりをしたことです。相手も分かっているのでしょうが、とりあえず、悪い気持ちにはならなかったでしょう。

米朝会談の日程と場所も決まり、もしかしたらその後、日朝会談も可能性もあります。中東情勢もまったく余談を許しませんし、朝鮮半島の問題も展開によってはわが国が大きく影響を受けることになりかねません。国益(つまるところは国民の皆さんの利益)存亡の機があると言ってもけっして大袈裟ではないでしょう。国会議員の方々にはその点で特に頑張っていただきたいと強く願っています。

それから、天皇陛下との懇談ですが、写真のようにあまりにもお二人の距離が近いことに驚きました。陛下が中国を訪問されたときに歓迎を受けたことを話されると、彼は、「両陛下が一般の人々と親しく触れ合われたことは、両国国民の友好を象徴するものとして、中国の人たちの中に強く印象に残っています」と述べたそうです。想像ですが、リカちゃんのこの発言は外交辞令だけではなかったと思います。
(リカちゃん:李克強さんの中国語発音がそれとそっくりなので、最近あまり元気がなかった彼を親しみを込めて呼んでみました)

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