台湾台南市の慰安婦像

少し前に台湾の台南市で慰安婦像が設置され、除幕式があったと報道されました。それほど大きな記事ではありませんでしたが、「なぜ、親日的な台湾で慰安婦像が?」と思われた方も少なくないでしょう。

まず、台湾でのこの問題に対する姿勢ですが、現在の与党である民主進歩党と野党の中国国民党では温度差はあるものの、「台湾にも慰安婦はいる。彼女たちの尊厳を守らなければならない」が基本です。

もちろん、国家としての台湾は世界有数な親日であることは間違いありませんが、どこの国(日本も)にも、右左問わず過激な思想を持っている人はいますし、今回のことによって、日台の友好が揺らぐことは1ミリもないでしょう。

それから、像の設置場所ですが、台南市繁華街の林百貨店交差点の反対側にある中国国民党台南市支部の駐車場スペースのようです。私はこの支部建物に入ったことがありますが、ストリートビューで見てみるとここですね。

ちなみに、このときは旧正月の前でしたので、事務所内には新年を祝うポスターなどがあり、それをもらってきました。少しお話しもしましたが、大変親切で、嫌な感じなどまったくありませでした。

そして、台湾では今年11月に大型地方選挙が行われますが、台南市は高雄市などと並んで圧倒的な民主進歩党の牙城で、市長もすでに民進党の公認候補が当選確実ですし、市議会も民進党の勢力がとても強い自治体です。

ですから、今回の出来事には国民党の馬英九さんも出席していますし、多分に暮れの選挙を意識したものと思います。また、台湾には極めて少数ですが、大陸中国の意を受け、お金をもらっている勢力が存在していることも事実です。

いずれにしても、独裁国家・中国から民主国家・台湾への不当な圧力が強まる状況ですが、日本も日本人もアジア最大の友人である台湾の皆さんを応援することが大切でしょう。美味しい食べ物がいっぱいの台湾を観光するだけでも大歓迎です。

なお、政権野党の中国国民党ですが、確かにその割合は民進党よりは少ないものの、親日的な皆さんが多いことも事実です。馬英九さんがちょっと違っていたのかもしれませんが、東日本大震災のときには熱心に募金を呼びかけてくれました。

また、優れた日本の理解者である李登輝さんは国民党出身の総統(大統領)でしたし、青学の後輩の陳玉梅さん(故人・台北市議会議員)も国民党所属でしたが、日本の地方議員との友好交流に尽くされた方でした。合掌。

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