UAゼンセンが憲法改正議論を提起

わが国最大の労働組合の連合体である「UAゼンセン」が先日、横浜で開催された定期大会で、「国民的な合意を前提に憲法と法律の必要な整備を行っていくべき」との見解を発表しました。連合の組織人員は約700万、UAゼンセンのそれは178万で、そう遠くない将来には2百万人の大台に乗るでしょうから、その反響は労働界だけではないでしょう。

ただ、UAの前身である「UIゼンセン同盟」時代にも同じ見解を示していますし、外国人地方参政権反対集会にも唯一、参加していますので、今回のことで特段、路線が変わったわけではありません。また、ほかの組合との合併がありましたので、時間を掛け内部調整して、組織内の意見が整ったので今回、組合員へ大会の場で示したと思います。

そして、その改憲の肝はやはり9条でしょうね。「武力行使を含めた平和維持活動ができるよう」としっかりと注文もつけています。ただ、一つひとつの加盟組合や一人ひとりの組合員に強制するものではないとしています。至極、まっとうな方針でしょうが、少なくない影響力を及ぼすことも間違いありません。

しかし、同じ連合に入っている組合でも、日教組自治労などは、太陽が西から昇っても同調すると言うか、認めることができないでしょう。そもそも、UAの大会の冒頭には真紅の本部旗と国旗・日の丸が入場しますが、日教組などは今でもこれを異様なことだと思っていて、「右翼愛国労組運動を許すな!」と言いたいようです。このことは先日、紹介した中核派革マル派も同じことを機関紙で書いています。

それから、来年の参議院議員選挙ではUAゼンセンの組織内候補者は国民民主党の公認で立候補することが決まっていますが、せっかく立憲民主党と分かれて現実路線を選択したと思ったら、平野幹事長が市民連合の集会に出たり、玉木代表が共産党との共闘をこれまた、その市民連合にお願いしたりと、とても心配になってきました。構成団体には「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などもあり、市民連合はかなりの左派であることが簡単に理解できます。

このような人たちとのお付き合いは共産党や立憲民主党にお任せすれば良いし、そもそも、共産党との選挙協力って何ですか?18年間も同じ人が一度の党内選挙も行わないで委員長を続けている政党と協力なんかできないでしょう。この政党が少なくても民主的に選出されている政権を「安倍一強」とか「安倍独裁」とか言っているのですから、別の意味で爆笑してしまう品の悪いジョークです。

なお、私は共産党との選挙協力を睨んでいた当時の民進党から身を引いたとき、その危険性をある団体の東京地区の責任者に生意気ながら諫言させていただきました。そのとき彼は、「共産党との選挙協力なんて東京ではありえない。門脇さんもそんなことは言わないほうがいい」と逆に諌められました。そのことを恨んでいるわけでも、「ほら!言ったとおりになっただろう」などとはまったく思いませんが、現状を見ていると、残念で仕方ありません。

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