身体中がカイカイになりますね


「競争から協調へ」「脅威ではなくパートナー」「自由で公正な貿易体制の発展」と、日本と中国の間で外交の基本方針が確認されました。わずか6年前には国旗・日の丸が焼かれ、日本大使館には卵が投げつけられていました。

それが、天安門広場には日の丸と五星紅旗が翻り、わが安倍総理のことを極右と罵った中共機関紙・人民日報のイケイケ兄弟紙・環球時報が、「わが国は日本が軍国主義を復活させようとする見方を抑えなければならない」と報道しています。

ついでに、今回でおしまいになるODAのこともまったく中国国内では伝えられていませんでしたが、前述の環球時報がその実績を評価する記事を掲載しています。タイトルのように、ニュースを見たり、読んだりしていると、全身が痒くなります。

そして、一時はいるんだか、いないんだか分からなかった、中共政治局常務委員序列2位の李克強(リカちゃん)さんですが、いわば、安倍総理のお引き立てで俄然、存在感が急上昇です。党内でもそのことは認知されているようです。

やはり、5月の彼の訪日で、北海道まで同行して食事会もやり、帰国のときは何と、新千歳空港までお見送りまでしたのですから、「リカちゃん、大感激!」となり、仲のあまり良くない習近平さんも放っておけなくなったようです。

安倍さんのこの戦略は大正解で、彼の出身の共青団(共産主義青年団)はどちらかというとわが国と相性がよく、これまたくすぶっている汪洋(序列4位・政協主席)さんが対米交渉の前面に出てくるかもしれません。

実際、習近平さん肝いりの王岐山さんや劉鶴さんでは限界があるようです。汪洋さんであればけっこうトランプさんとも気が合うかもしれません。中国のほうがずっと早く弾切れになる貿易戦争ですから、ここは汪洋さんに登場していただきましょう。

それにしても、中国は今まで、文化大革命の後始末、天安門事件と、国内事情が厳しくなると、わが国に助けを求めてきますが、その意味では、今回の出来事はひとえにアメリカの貿易、人権、軍事での脅しが効いた賜物でしょうか。

こうなると、ちょっと嫉妬深そうなトランプさんが心配ですが、多分、その辺りは十分に事前調整しているのでしょう。アメリカだって、全面冷戦突入を望んでいるわけではないので、安倍さんが調整役になる可能性もあります。

また、件の「一帯一路」ですが、安倍さんはこれを支持するとは言っていません。台湾問題と同じですね。要するにわが国の企業にとって有利になる国際協力のみを実施していくということなので、特に危惧を抱く必要はないと思います。

ただ、今回の訪中には多くの日本の経営者が同行していますが、何となくお金儲け第一主義、両手にそろばんの人たちが多いように感じます。将来を見通せば、中国からASEAN諸国に基軸を移したほうが良いと思いますし、相手国もそれを望んでいます。

それから、人権のことですが、拉致被害者救出については、習近平さんは「解決の促進のために役立ちたい」と明言しています。あまり期待もできませんが、一歩前進であることは間違いありません。

いずれにしても、相手の指導者たちは野党(そもそも存在しませんが)やマスコミ(これも御用機関しかないです)をまったく気にしないで、内政も外交も進めることができます。つまり、いつまた反日になってもおかしくありません。

あと、新疆ウイグル自治区での弾圧、日中通貨スワップなど極めて重要な問題ですが、今の共産党政権が仮に倒れたとしても、すぐに民主的国家が出現するわけでもありませんし、より反日的中国になる可能性が高いことを頭に置いておきましょう。

特に通貨スワップは会談冒頭の記念品の交換みたいのもので、金額的にも取り立てて目を三角にするものでもないでしょう。ただ、韓国とのそれは意味合いがかなり異なっていて、彼の国とは一円のスワップも価値がありません。

それと、安倍さんの訪中と合意内容は結果、習近平さんの政治的生命を助けることになりました。中央委員会総会ももうすぐ開かれるでしょうが、今回のことがなければ、習近平さんは長老や反主流派から猛烈な批判を受けたかもしれません。

結果的には敵に塩を送ることになりましたが、北朝鮮の忠実な下僕であるニヤニヤ大統領が率いる約束を守れない国とは異なり、中国は表向きには口が裂けても言えないですが、一応の恩義は感じているでしょう。

一方、日本国内では臨時国会、通常国会と審議が行われ、共産党や立憲民主党は、「モリカケが~!」と繰り返すのでしょう。何とも情けない風景が今から見えてきそうですが、反安倍一本の人たちに支えられている政党ですから仕方ありませんね。

それにしても、外交はほぼ政権与党が独占しますから、やむを得ないのですが、その立憲民主党の枝野幸男さんの初めての外交が米国の大統領選挙で敗れた、ではなく、民主党内選挙で負けたサンダースさんだけだったとは、寂しい限りです。

それと、一つ忘れていました。ジャイアントパンダのことですが、愛くるしい動物ですし、子供たちは喜ぶでしょうが、もうこれ以上はいらないでしょう。レンタル料は仕方ないとしても、日本で生まれたパンダは日本に所有権がなければおかしいです。

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