日米安保条約の最大のメリットは

少し前に「えっ!15年前からやってたの?」のタイトルで、海上自衛隊が南シナ海で対潜水艦攻撃の訓練を15年も前から行っていたと公表したことをお伝えしました。このことについて、居酒屋さんで友人が、「中国は長い間、気づいていなかったんだろうか?」と言っていました。

私はそれに対して、「多分、知らなかったと思うけど、知っていてもあえてとぼけている可能性もあるかも」と答えました。北朝鮮のミサイルが本州や北海道を飛び越えたとき、「なんで迎撃ミサイルで撃ち落とさなかったんだ!」と怒っている人たちがいました。

これは同じような理屈であり、抗議や迎撃をすれば、「相手はこちらの手の内を知っている」ということになり、確実に自国に突入しないことが探知できれば、迎撃する必要はありませんし、それをやっては、相手国の思う壺にはまる可能性すらあります。

それで、南シナ海での対潜水艦の訓練に続いて、今度は東シナ海で航空自衛隊の戦闘機・F15&F2がアメリカ空軍の核兵器を搭載できる戦略爆撃機・B52と大規模な共同訓練を実施していたことが判明しました。正確には尖閣諸島がある東シナ海だけではなく、連続的に北上して日本海上空まで進んだようです。

そして、今日の写真がそのB52です。搭載できる爆弾やミサイルが並んでいますが、米軍はこんな見ただけでも恐ろしく、核爆弾も積める大型ジェット爆撃機を70機以上保有しているようです。しかも、初飛行は何と!昭和27年で、それから何度もバージョンアップしていますが、これから先も30年くらいは使い続けるそうです。

さて、今日のタイトルですが、一般的に考えれば、わが国が他国から攻撃や侵略されたとき、アメリカが助けてくれるとされています。特に尖閣諸島がそうなったとき、そこが助っ人の範囲に入るのかどうかを、米国の国務長官や国防長官が替わるたびに確認して、“一安心”みたいなことになっています。

ただ、それももちろんなのですが、私は日米安保の真のメリットは、「もの凄い兵器や兵力を保持しているアメリカと同盟しているからこそ、そのアメリカと戦わなくてもいい」ということではないかと以前から思っています。「そんなこと、当たり前じゃなか」とご指摘を受けそうですが、ここ2年ほどのアメリカ指導者の言動から、いっそう、「ああ、良かった」と感じています。

なお、下の写真の左側はB52とF15、右はB52とF2で、日米の共同訓練は昨年の8月と今年の7月にも行っています。このときは日本海上空で、今回は東シナ海の空まで出かけていきました。しかし、もしかしたら、冒頭の対潜水艦攻撃訓練のようにすでに何回かは東シナ海でもやっていたかもしれませんし、中国の防空識別圏にも入っていたようでが、お馴染みの猛烈抗議がなかったので、多分、見つけられなかったのでしょう。

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