嫌なことは来年に持ち越さない

1週間、1カ月、1年がとても早く感じられた今年ですが、その最後の日になりました。わが家では二人の孫が誕生し、多くの皆さんにお世話になり、けっこう充実した年となりました。あらためて、お礼を申し上げます。あとは何時間後に抽選が行われる「年末ジャンボ」で、ただただ、10億円が当たることを祈るばかりです。ご期待下さい。

さて、タイトルのように「嫌なことは来年に持ち越さない」という趣旨で、自分への強烈な自己批判(左翼用語みたいですみません)を込めて、写真の朝日新聞の記事を参考に当時を振り返ってみたいと思います。ちなみに、新聞紙みたいな紙はコンビニでプリントした”お誕生日新聞”ですが、なかなか便利ですね。片面で500円です。

それで、紙面の写真は拡大率を上げておきましたので、細かい内容はクリックしてご覧ください。余計な注釈はしませんが、今から5年半ほど前の民主党政権時代、首相の鳩山由紀夫さんが普天間から辺野古への米軍基地移設問題で、「最低でも県外」と発言したことがきっかけで大混乱が始まったことも書かれています。「そんなこともあったな」という気分です。

そして、どこにも移設先を探すことができず、結局は振り出しに戻って現在、土砂入れが行われている辺野古に移設する政府閣議決定をしたということです。それによって、社民党党首で消費者担当大臣だった福島瑞穂さんが署名を拒否したので罷免したというおまけもあリました。いまさらながら、あの福島瑞穂さんが枢要ではないものの、日本国の大臣だったというすごい政権だったのですね。

ちなみに、そのときの閣議決定ですが、行政刷新担当大臣だった枝野幸男さん、厚生労働大臣だった長妻昭さん、副総理兼財務大臣だった菅直人さんも何も異議を唱えることなく署名されています。お三人は現在、立憲民主党の大幹部で、代表、代表代行、最高顧問をそれぞれ務められています。僭越ながら、今流に言えば、“残念な”先生方で、思想とか、信条とかはおありになるのでしょうか。

また、その立憲民主党ですが、国会議員が会派に入会する際、辺野古への基地移設の見直しを必要十分条件としてふるいにかけています。でも、当時は辺野古賛成で、最近では反対ですから、いったいこの方々は何を考えているのか極めて分からなくなりました。閣議決定は極めて重く、繰り返しますが、福島瑞穂さん以外、外務大臣だった岡田克也さんもまったく反対の姿勢を示していませんでした。

こうなると、むしろ福島瑞穂さんと連立離脱した社民党のほうが清々しく筋が通っていたように思えてきます。余談ですが、当時の辻元清美さんは国土交通副大臣を担当されていましたが、当初は離脱に慎重だったようです。その後の身の振り方では社民党から民主党に移籍していますが、そのまま社民党にいてくれれば良かったと思いますし、彼女には野田中央公園用地格安購入案件や、なぜかマスコミではほとんど報道されていない30人もの逮捕者を出した関西生コン支部事件について、その真相を早く語っていただきたいものです。

それから、何度も申し上げているように、枝野幸男さんご自身がかつて憲法改正と集団的自衛権のことについて真っ当なことを主張されていたのですが、いつの間にか180度方向転換してしまいました。その理由は「立憲民主党は新しい政党だ!」ですから、もう、情けないというか悲しくなってしまいますし、この方には矜持というものがないようです。ご自分の過去の言動の間違いをけっして認めず、自民党が~、安倍が~と叫んでいるのは左派や自称・リベラルの皆さんの特徴です。

確かに立憲民主党は新しい政党ですが、「枝野幸男は枝野幸男」でしょう。国会議員の皆さんの役割、仕事というものはもの凄く多方面に渡っていて、どの分野が大切でどの分野がそうでないということはないと思います。しかし、少なくても国益(国民の利益)を、国民の生命と財産を守り抜くという安全保障のことはもっとも優先順位が高いように感じます。それが、コロコロと変わるのはいかがなものでしょうか。「安倍さんの次は私だ!」なんて、夢の夢のそのまた夢の話です。

合わせて、同じく民主党政権のとき、彼は経済産業大臣をしていましたが、”原発ゼロ”なんて聞いたことがありません。この原発ゼロも会派入会の踏み絵にしているのですから、少なくても彼には「まっとうな政治」を語る資格はあるとは思えませんし、革マル派の影響がもの凄く強い労組(自民党からも当時の民主党からも答弁書でクロスチェック済み)から800万円という莫大な政治献金を受取っていた事実もあります。

ついでに指摘すれば、枝野幸男さんが官房長官のとき、「辺野古への移設は内閣の方針としてしっかりと進める」と一度だけではなく、繰り返して表明していました。また、「優れた能力を持ったアメリカ海兵隊が沖縄にいるから抑止力が保たれている」という趣旨の発言もしています。これだけのコペルニクス的転換をしているのにその理由は前述の「立憲民主党は新しい政党だ!」ですから、呆れて物が言えません。

なお、国会の委員会質疑などで突然、激昂したり、涙を流さんばかりに静かに語りかけたり、私は立憲民主党幹事長の福山哲郎さんという方の思考回路がよく分からないのですが、彼も先日、「安倍晋三政権には沖縄への情もなく、法の支配や直近の民意に対する謙虚さのかけらもなく、民主国家にはほど遠い状況だ」と勇ましく言っていました。まあ、これだけでも突っ込みどころ満載ですが、問題は政権を担っていたときに何と言っていたかです。

これについてはほぼ枝野幸男さんと同じですので、重複は避けますが、彼は鳩山政権では外務副大臣を、菅直人政権では官房副大臣を務めていて、「内閣として辺野古移転はしっかりと進める」と堂々と、繰り返して発言していました。それが、この5年間で情勢は大きく変化したそうです。確かに、中国は東&南シナ海で猛烈に軍拡を進めて、北朝鮮は日本上空を通過する弾道ミサイルを何発も打っています。この情勢の劇的な変化は立憲民主党の、とりわけ、当時の政権幹部を経験した方々にはまったく逆に映るようです。大丈夫でしょうか?本気で心配しています。

それにしても、現在ではいろいろな意味で特異の方となった鳩山由紀夫さんですが、当時は「代替施設を決めない限り普天間の返還はない」「海兵隊全体を本土に移す選択肢は現実にはありえなかった」「日米の信頼関係を維持することが最大の抑止力だ」とはっきりと言われています。いつごろから変な方向に、特別な世界に旅立ってしまったのでしょうか。なにかとても嫌なことでもあったのではと、これまた心配しています。

また、大切なことですが前述の”自己批判”に関してです。この閣議決定当時、私は現職の都議会議員でした。都政と国政はもちろん役割が大きく異なりますが、同じ政党に所属していたとものとして、しっかりと反省しなければならないと強く感じていますし、今は一線を引いていますが、特に時効があるわけでもありません。ただ、全国の地方議員の同志や党所属の国会議員たちは目立って辺野古移設に反対していなかったと記憶しています。

過去のとりわけ、安全保障問題については穴があったら入りたいようなブログやフェイスブックの記事も一切削除、訂正することなく、全文をそのままにしています。例えば「門脇ふみよし 鳩山由紀夫」で検索していただくと、恥ずかしい何本かの記事と写真が出てきますが、これが私にとって最低限できる反省だと思っています。SNSで炎上したりブーメランが見事に突き刺さってからあわてて、騒ぎが沈静化してから、こっそりと消すのは卑怯ですね。

そう言えば、かつて日本共産党の最高幹部だった筆坂秀世さんがテレビでこんなことを言っていました。「3年数カ月の民主党政権のことを悪く言う人がいるが、それは間違っている。彼ら彼女らがいたから、その後の政権は国政選挙で5連勝でき、わが国は安定している」。何となく皮肉のようにも感じますが、まともに反論することができない自分が情けなくなってしまいます。

その選挙で連敗しても、根本的な反省もせず、党名を変え、代表を変え、共産党と接近し、他党に潜り込みを図り、そのたびに支持率が低下してもまだ、立ち位置が理解できない人たちへ、「だったらなぜ、安倍政権は5連勝もしているの?そこに投票したのは国民の皆さんですよ」と素直な疑問が聞こえてきそうです。ただ、自民党としてはこのような野党の姿勢が続くことを強く願っているようです。

来年も政権与党の高笑いが続くのでしょうか。健全な、穏健な野党に一番近い国民民主党の支持率は今のままなのでしょうか。私の単なる想像ですが、安倍首相は公明党が嫌がっても、7月の参議院選挙に総選挙をぶつけてくると思います。そうであれば、現在の政権の6連勝となることはほぼ間違いないでしょう。でも、なんか違うんじゃないかと思うのです。実現性はゼロでしょうが、公明党に替わって国民民主党が政権に加わればと願っているのですが‥‥。良いお年をお迎えください。

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