ありがとう!文在寅さん!

私は何年か前まで韓国という国は特に好きでも嫌いでもありませんでした。北朝鮮に出自がある友人は一人だけですが、韓国のそれは少なくない人数です。これからは彼の国を訪れることはありませんが、2回のソウル特別市訪問で、嫌な思いなどまったくありませんでした。

あとは、北朝鮮という世界でも例を見ない超独裁国と国境を接し、常に南侵赤化の脅威と戦っている国家であるという意識はありました。ただ、だからといって、お隣の国がわが国ととりわけ関係が強い友好国だと思ったことはなく、「理由(わけ)は不明だけど、やたらエキサイトする民族だな」と感じていました。

それから、今でも同じですが、書店に平積みされているいわゆる嫌韓本や反韓本を購入して溜飲を下げることもありませんでした。ただ、これまで大統領経験者がまるで順番のように塀の中に入っていく姿を見ると、とても不思議な国であり、民族であるとも思っていました。

それで、現在の日本と韓国との関係はご承知のとおり、詳細は連日のように報道されていますので省きますが、最悪であり、これから少なくても数十年は改善することはないだろうと言われています。中国やロシアを含めて地政学的に考えれば、あまり好ましい状況でないことは間違いありませんが、文在寅さんという大統領が彼の国の人民に民主的に選出されたことにより、それらの不安も吹き飛びました。

つまり、北の最貧国家も民族という意味では同じですが、朝鮮半島の思考回路のもっとも基本的なものは「反日」であることが彼のおかげではっきりしたのは良かったということです。「そんなこと、今ごろ分かったのか!」と怒られそうですが、けっこう遅れてしまったものの、気が付かなかったより幾分はましかなとちょっとだけ自負しています。

また、長い世界の歴史でも類似する考え方がほかには存在しない、「恨」という極めて独特な発想ももちろん、完全ではありませんが、何となく理解できるようになり、これも文在寅さんのおかげです。皮肉や嫌味ではありません、私にそのことを認識させてもらった彼に本当に感謝しなければなりません。

そして、私もうすうす感じていましたし、ブログなどでも何回かお伝えしましたが、結論的には、「朝鮮半島の国とはできる限り関わらない」「そのことが、日本にとっても彼の国にとっても、最高の『未来志向』の関係となる」ということです。わが国がそのようにしても、特に困ることは何もありません。韓国も究極の反日はその対象とお付き合いしないことでしょう。これこそ、ウィン・ウィンの極致のように思うのです。

それから、両国の関係が冷え込んでも何も困ることはありませんと書きましたし、そのとおりなのですが、これはわが国にとってのことで、間違っても、「ほら!韓国は困るだろう!」などと期待してはいけません。あくまでも、お互いの利益を求め、未来志向の関係を築いていくためにそうするのであって、見下したような態度は言語道断ですし、これでは発想のレベルが相手と同じになってしまいます。国際的にも「どっちもどっち」と思われてしまうことは絶対に避けなければなりません。

考えてみればすごく単純なことで、友だちだから、友好国だからと思ってきたから、一連の出来事で裏切られたように感じるし腹も立つのです。初めから友人でも、隣国の仲間でもないと思えば、そのような感情も出てきません。今後、両国の関係はいっそう悪化するでしょうが、日本企業や邦人の保護を最優先し、世界中に二つの朝鮮半島の国がいかに国際的秩序や約束を守れないかだけを発信していけば、それでそれで良いのではないのでしょうか。

なお、これも繰り返してしつこいですし、表現は芳しくありませんが、本当に厄介な人たちは国外ではなく、国内にいます。日韓も日中も日朝もさほど変わりませんが、これらの国との利権を貪ることで生き抜き、特殊なシンパシーを抱いてきた与野党の国会議員・地方議員はもちろん、ことなかれ大好き外務官僚、両手にそろばんの財界人、左翼労組幹部や大学教授を名乗る活動家、インチキリベラル文化人、そして、奥深く中枢まで侵食された報道機関など、彼ら彼女らの罪は非常に重いでしょう。かなり困った人たちですね。