回転寿司『スシロー』の英断

写真は昨日に撮ったもので、場所は荻窪駅北口のビル2階、ここに回転寿司のスシローがあります。この日と今日はお休みで、テレビやネットでご覧になった皆さんも多いと思います。けっこう評判になっているようです。ここは昨年の秋にオープンして、客席数は200を超える大型店だそうです。

そして、二日連続の休業はショッピングモールなどに出店しているお店を除いて、全国約500店舗で一斉実施するそうですから、外食産業では極めて珍しいことです。最近は牛丼チェーンやファミレスなどで24時間365日営業している形態を見直す動きが出てきました。人手不足が大きな理由でしょうけれど、今回は従業員からの要望と伝えられています。

また、従業員の要望であれば、労働組合が結成されているのかなと思い、友人に問い合わせてみると、この企業には労働組合は無いそうです。多分、社員会のような団体はがあるかもしれません。本当は「◯◯同盟スシローユニオンは地道な会社との交渉で、連休を実施するとの合意に達した」だとより嬉しいですね。

ところで、以前にも載せましたが、百貨店やスーパー、量販店、外食チェーンなどは「定休日」があると、毎日の人員配置が飛躍的にやりやすくなり、ほぼイコールでそこで働いている人たちの笑顔も増えます。理屈は簡単で、週休二日制の現在、そのうちの一日を全従業員が休めば、残り6日間であと一日を輪番で休めばいいからです。

もちろん、元日でも三が日でも営業していれば、それなりに売り上げはあるわけですが、その分、単純には比較できないものの、12月30日や大晦日、1月3日のそれは少なくなります。コンビニはちょっと違うでしょうが、新宿や銀座のデパート、各地のスーパーや量販店、外食レストランが週に一回、平日にお休みをいただいても、利用者の方々はそんなに困るでしょうか。

かつては百貨店やスーパーも年末などを除いて、週に一回の店休日は普通でした。そのことでお客様から苦情があったとは記憶していません。買っていただく側、食べていただく側にも僭越ですが、慣れてもらえば良いようにも思います。このことは人手不足の今だからこそ、理解を得られるようにも感じるのです。お互い様ですし。

今回のスシローの取り組みは実験的、一時的なもののようですが、これからも継続することを期待しています。いくら更衣室や事務所に「お客様に笑顔で接しよう!」とポスターが貼ってあって、そのモデルさんが満面の笑みでも、現場では「忙しくて、人がいなくて、それどころじゃないよ!」では悲しすぎますし、作り笑いではあまり意味がありません。

なお、報道では二日間の売り上げ減少額は約10億円だそうです。でも、このニュースを見た皆さんは、「いつも店員さんは忙しそうだし、お店も混んでいるけど、全員で休める日があってもいいんじゃないかな。毎日、利用しているわけじゃないしね」と思うでしょう。これで、間違いなくリピーターが増え、業界ナンバーワンの地位はより不動のものとなるのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です