ニュージーランドの苦悩

写真は先週の土曜日に秩父宮ラグビー場で行われた、サンウルブズ対レッズ(オーストラリア)の試合に先立って、両チームが輪になって黙祷をしている光景です。日本のラグビーはニュージーランドととても縁が深いですが、その地で凄惨な銃乱射事件が起こってしまいました。

私は事件現場の南島クライストチャーチに行ったことがありますが、文字どおり、荘厳な大聖堂(2011年の地震で半壊)は今でもよく覚えていますし、ちょっとシャイで優しい国民の皆さんも印象的でした。オークランドなども訪問しましたが、どこも落ち着いた綺麗な街並みでした。

そして、ニュージーランドはいわゆる移民国家で、現政権は移民の受け入れに積極的でしたが、ここ5年で8倍にもなっていたことは知りませんでした。前述の地震からの復興を進めるための人手不足解消の施策だったようでが、人口約5百万人に占めるムスリムの割合はわずかに1%だそうです。

また、事件の詳細な動機などはまだまだ不明ですので、余計なことは申し上げませんが、世界的に移民問題が注目されていますし、わが国もこのことについて意識を持たなければならないと思います。特に直結するわけではありませんが、外国人就労に関する法律が改正されたことも注視が必要です。

私はオーストラリア人である犯人が、報道されているとおりなら、ヨーロッパを旅行する中で何を見てきたのか、自分たちも移民の子孫であるのに、同じ移民のムスリムをどうして憎悪したのか、かつての「白豪主義」は本当に否定されているのか、二度とこのような惨事を繰り返さないために解明が重要と思います。

この事件で50人が殺されましたが、現在でも重篤な状態の方も何人かいらっしゃると報道されています。ご冥福をお祈りするとともに、一刻も早く回復されることを願っています。また、ニュージーランドでは比較的簡単に銃器を購入できるようですが、これに対する規制も検討されています。合掌。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です