知事選は参院選一人区に似ている

統一地方選挙の前半戦が終了し、区議会や市議会などの後半戦は次の日曜日から始まりますが、全国で唯一の野党共闘が実現した北海道知事選挙ではその候補者が惨敗しました。もう少し詰めると思っていたのですが、結果は70万票近くの大差でした。

それで、写真は野党の幹部が揃った光景ですが、これを見て、北海道の有権者はどのように感じたのでしょうか。「やっぱり、すべての野党が一致すると力強いな」とか「何となく違和感があって嫌だな」とかです。

さて、北海道は日本社会党の時代から左派の金城湯池で、とりわけ、現在は立憲民主党の強力な支援団体である日教組や自治労の組織も同様に強いところです。特に日教組は過去、主任制導入反対闘争では猛烈な活動を行っています。

また、民主党が誕生したとき、ほかの都府県と異なり、当時の社会党がいわばまるごと移籍しました。このことが今でも社会党の後継政党である立憲民主党が一定の組織力を有している理由ではないでしょうか。

それから、タイトルのように都道府県から一人の知事を選ぶ選挙と、一部例外はありますが、同じく都道府県から一人の参議院議員を選ぶ選挙はとても似ています。今回の北海道知事選ではそのこともあり、野党共闘が注目されました。

つまり、野党が一致して候補者を応援すれば勝てるという理屈で、それを7月に参議院選挙で活かしていこうという方程式なのでしょうが、どうも雲行きが怪しくなってきたようです。もちろん、地域性がありますから一概には言えません。

しかも、この図式は参議院選挙が単独で行われた場合のことで、それが総選挙とのダブルになれば、以前からお伝えしているように、一人区での勝利はそれを期待しているわけではありませんが、砂上の楼閣となるでしょう。

それでなくても、宣伝カーの上からは「ともに戦いましょう!」と叫んでも、永田町周辺では一向に野党の協力が進まず、いったい何をやりたいのか、国民の皆さんには伝わっていないように思います。

私自身は一人区での全野党共闘などはあまり意味がないような気がします。もともと、極めて重要な防衛や原発政策についても大きく考え方が異なるのですから、それを封印して「ともに戦う」こと自体がおかしいのです。

もしかしたら、大阪の府知事選挙や市長選挙も同様ですが、有権者の皆さんは「共産党も一緒だよ」に違和感を持っているように思われますし、「国民民主党も立憲民主党も実は仲が悪いのでは」と感じているようです。

圧倒的に与党が強いというのは、民主的選挙の結果ですが、この国と国民にとってもけっして好ましいものではありません。でも、自らの名前を変え、頭をすげ替え、そのたびに縮小再生産しているのですから、仕方ありませんね。

もし、可能性がとても高いダブル選挙となれば、与党は圧勝し、安倍さんの総裁4選も冗談ではなくなるというか、実現することは間違いないでしょう。全部ではありませんが、その責任の大部分は野党にあるのです。

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