日米安保の最大メリットは

一昨年の7月に北陸新幹線に乗って金沢に行き、海上自衛隊のヘリコプター搭載空母「かが」を見学しました。けっこうタイトなスケジュールでしたが、あらためて、「あのとき、行っておいてよかったな」と思っています。その「かが」にご承知のとおり、安倍さんとトランプさんが乗艦しました。

そして、艦内大型エレベーターで甲板から降りて、海上自衛隊と米海軍兵士の前で二人が挨拶をしました。上の写真はその様子で、緑の迷彩服が米軍、青がジャパンネイビーです。また、下の写真は合成したものですが、艦橋横に掲げられている超大型の16条旭日旗の勇姿は私が撮りました。

さて、これらの光景を見て驚き、もしかしたら震えているのは中国、北朝鮮、韓国の指導者でしょう。「あれ?韓国は日本の同盟国じゃないの」と声が聞こえてきそうですが、彼の国とは同盟など結んでいませんし、今や敵国とは言いませんが、“敵性国家”になりました。アメリカの思いも多分、同じでしょう。

それから、今回のトランプさんの訪日でゴルフや相撲や炉端焼きがフューチャーされていましたが、日米友好ではやはり天皇皇后両陛下との会談、安全保障では「かが」への二人そろっての乗艦に尽きると思います。どうやら、「かが」は「いずも」が外洋に出ていますので、母港の呉からわざわざ移動させたようです。

さらに、あまり報道されていませんが、数日前に米海軍の最新鋭強襲揚陸艦「アメリカ」の佐世保配備が発表されました。しかも、ステルス強襲揚陸艦「ニューオリンズ」とのセットです。空母打撃群もすごいですが、これらの軍艦は遠征打撃群という名前を聞いただけでビビりそうなチームを構成しています。

とろこで、タイトルのことですが、日米安全保障条約の日本側のメリットは何かと問われれば、有事のときにアメリカがわが国を守ってくれるとなるでしょう。それはそれで正解ですが、日本と日本人にとってもっとも強調されなければならないのは、「アメリカがわが国に攻めてこない」ではないでしょうか。

戦後70年以上になりますが、日本が戦争に巻き込まれず、攻め込まれなかったのは日米安保が締結されていた強力な効果で、けっして憲法9条があったからではありません。私は安易に“平和ボケ”という言葉を使いませんが、いまだに憲法に自衛隊の存在を明記できないのですから仕方ありません。

世界中に軍隊を展開し、恐ろしいほどの軍事力を持ち、その責任者が国民の選挙で決まるという自由と民主主義大国・アメリカ合衆国と良好な関係を維持していくことこそ、これからも日本が戦争をすることなく、世界のリーダーとして活動できる唯一の道のような気がします。

もちろん、トランプさんが過去に「アメリカは日本を防衛するが、日本はアメリカを助ける義務はないし、駐留米軍の経費負担が不十分だ」と言ったとき、私も「だったらどうぞお帰りください。自分の国は自分たちで守ります」と言えばいいじゃないかと強がりましたが、実際にはそんな覚悟はありませんから、選択肢は極めて限られます。

しかし、彼は艦上や共同記者会見で「防衛力向上へ向けた安倍首相の強い決意に感謝する。それは米国の安全保障にも貢献している」「米国の軍人と家族を優しく迎え入れてくれている日本人に感謝する」とまるで同じ人ではないようことを述べていました。何が彼をここまで変えたのでしょうか。

いずれにしても、繰り返しますが、「かが」艦上でのそんなに派手ではなかった二人の、とりわけ、トランプさんの言動がその後に乗艦した強襲揚陸艦「ワスプ」でのそれを含めて本当によかったと思います。余談ですが、甲板から格納庫までのエレベーターでですが、私も実際に乗せてもらいました。嬉しかったですね。

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