「青い鳥」はいないけれど

 温厚なご性格と分かりやすい解説で定評のある読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんが昨日の朝刊で、「拝啓 有権者の皆さんへ あえて『青い鳥』を求めず」というちょっと長めのコラムのような記事を載せています。

 その内容はざっくりとまとめれば、「政治や政治家に不満はあるでしょうが、棄権をせずに投票に行きましょうね」「各党の公約をよく点検しましょう」「いいことずくめの公約の財源がしっかり示されているか注意しましょう」などです。

 どれも、もっともなことばかりですが、私が注目したのは最後の段落からの文章です。ここでは、福沢諭吉翁の「政治とは悪さ加減の選択」を引用して、政党や候補者に「ベスト」や「青い鳥」を求めてはいけないと諭しています。

 私も多くの皆さんにお世話になり、地方議員を30年間、務めさせていただきましたが、あらためて先達の『悪さ加減の選択』が胸に刺さりました。各党の政策を比較して、「どちらが悪くないか」という『醒めた目が』必要とも言われています。

 なるほど、このような思考で投票する政党や候補者を選べば、気持ちも良い意味で軽くなりますし、「どこの党も候補者にも期待しないよ」とはならないようにも思えます。と同時に、ちょっとは将来の展望が開けるような気もします。

 もちろん、私たちは様々な関係のなかで「しがらみ」で生きているのですから、それを投票行為に結びつけるのも悪くはありませんし、義理や人情の世界もなかなか素敵です。それらを何となく選別しながら、投票所に足を運びましょう。

 上述したように、確かに「青い鳥」はいないのでしょう。でも、「黄色い鳥」や「緑の鳥」は意外と羽ばたいていくかもしれません。「赤い鳥」は勘弁ですが、付与された選挙権を放棄してしまうのは、いかにももったいないと思います。

 なお、写真は杉並区役所前のビッグな啓発幕で、もう一枚はお馴染みの百恵ちゃんです。彼女がこれからの日本を生きていくためにも、それにいちばん見合った政党と候補者の名前を妻とともにこれから書いてきます。

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