海上自衛隊をナチスドイツ呼ばわり

 韓国は大統領制ですから、日本の国会が「国権の最高機関」と位置付けられているのとはちょっと異なっているかもしれません。でも、自称・外交の天才の文在寅さんはいつも「わが国は三権分立の制度が確立している」と言っていますし、少なくても民主的な選挙が行われていますので、国会は国民を代表している正当な機関であることは間違いありません。

 その韓国国会が来年の東京五輪・パラリンピックで、旭日旗(自衛艦旗)の競技場への持ち込みを禁止するように国際オリンピック委員会とわが国の大会組織委員会に求める決議をしました。陸上自衛隊の八条旭日旗も同様ですが、十六条旭日旗は海上自衛隊の象徴であり、誇りであって、艦尾や艦橋に掲げること自体が法規で定められています。

 そして、いつも申し上げているように、この旗を掲揚していない自衛艦は海賊船と同じで、仮に攻撃、撃沈されても文句は言えません。それだけ、すごく大切な旗であるわけです。だからこそ、それに問題は一切ないのですが、私はスポーツの応援にはふさわしくないと思っています。わが国には立派な国旗である「日の丸」がありますら、これで熱烈応援すれば良いでしょう。

 さて、前置きが長くなりましたが、上述の決議はもちろん、とんでもないことなのですが、私たち日本人がこれからもけっして忘れてならないのは、この決議が出席議員199人中、賛成196、棄権3という圧倒的多数で採択された事実ですし、もう一つは、演台には下の写真の「旭日旗=ナチス」のボードがあったことです。

 つまり、海洋国家・日本の海を守り、国民を他国の侵略から守っている海上自衛隊をナチスドイツと決めつけたのです。私は近年の彼の国が次々と繰り出す反日行動を厳しく批判してきましたが、最近はあまりにもバカバカしくなって、怒りの感情も逆に収まってしまっていました。しかし、今回の出来事は絶対に許すことができません。

 日本で良識、穏健な考えをお持ちの皆さんの「韓国人と韓国政府は違う」「日本を理解してくれる韓国人を増やしていかなければ」「反日を批判する本が売れている」などは尊重します。しかし、どうなのでしょうか、その韓国人が自由で公平な選挙で選んだ国会議員の98%が、旭日旗を激しく罵り、自衛隊をナチスドイツと同じであると決めつけたのです。

 私は以前から、韓流ドラマもKPOPも新大久保も「勝手にすれば」という立場ですし、これからもそれに変わりはありませんが、今回の常軌を逸した彼の国の国会と国会議員の行動で、あの国との関係は修復不可能になったと思います。でも、これはむしろ歓迎すべきことかもしれません。なぜなら、「韓国とはできるだけ関わらないことがいちばん大切」だからです。