ぐっと堪えて札幌に花を持たせたら

 そりゃ~、東京都知事の小池百合子さんが怒るのも当然でしょう。事前に何の相談もなく、時間とお金と人材をフル投入して来年のオリンピックのマラソン(競歩も)の準備をしてきたわけですから。しかも、一部の自民党都議はこのことを小池さんより前に知っていたというのですから、彼女の連合東京での挨拶、「だったら、もっと涼しい北方領土でやったら」も唐突ですが、理解できるような気もします。

 それで、門外漢の私には詳しいことは分かりませんが、すでにお金儲けのためだったら何でもやる企業・電通は札幌開催に向けて動き出しているようです。会場もどこになるか決まっていませんが、写真の札幌ドームかもしれません。入ったことはありませんが、なかなか使い勝手の良い施設と聞いています。先日のラグビーWCのときもすごく盛り上がっていました。

 そして、過去のことですが、東京がリオデジャネイロに破れたとき、当時の所属会派は開催にあまり前向きではありませんでした。そんな情勢で私は招致を推進するパレードや集会に積極的に参加していました。だから、来年の五輪・パラリンピックの開催はとても嬉しく、まして、マラソン大好きな日本人、五輪の華であるマラソンがご当地で行われないことは残念で仕方ありません。

 しかし、それがひっくり返らないのであれば、東京はむしろ前を向いて札幌を応援すれば良いと思います。経費のことはともかく、東京(都)には来年に向けて綿密に準備を進めてきたノウハウがはち切れんばかりにありますし、短時間で世界的大会に仕上げた東京マラソンのそれも同様です。特にマラソンを中心にこれまで関わってきた職員や関係者の派遣応援はどうでしょうか。

 私はよく知っていますが、東京マラソンを立ち上げた職員たちはもの凄く優秀で、しかも極めて限られた時間で第一回大会を成功させたのです。札幌開催の準備期間が足りないと報道されていますし。そのとおりなのでしょうが、でも、ノウハウを脈々と受け継いでいる職員がお手伝いすれば、必ず立派なマラソンになると思うのです。検討していただければ嬉しいです。

 また、五輪やスポーツとは直接、関係はありませんが、東京一極集中とか東京一人勝ちとか、事実とは違うものの、東京や首都圏以外の道府県やそこに住む皆さんからの東京の評判は必ずしも芳しいものばかりではありません。そんな風景で、都が本音はともかく、元気のない北海道、札幌に協力すれば、東京のステイタスは間違いなく高まり、間接的ではありますが、本番のオリンピック・パラリンピックの大成功につながるように感じています。

 逆に気持ちは理解できますが、いつまでもグズグズ言っていると、それでなくても、準備活動は一つ解決すれば、二つ問題が発生する綱渡り的状況ですから、それが災いとなり、次々とさらなる問題が続出するような気がします。「そんなに簡単に気持ちを切り替えられるか!」と声が聞こえてきそうですが、そこをぐっと堪えて進んでいただきたいと思います。成功の秘訣はそのあたりにあるかもしれません。

 言いたい放題に書いてきましたが、究極の極みの戯言です。まあ、様々ありますが、小池知事は速やかに会見を行い、以下のように述べられたらいかがでしょうか。

 『今回のマラソンの札幌開催はまさに寝耳に水で、私自身はともかく、これまで一生懸命にその実現に向けて頑張ってくれている都職員や組織委員会メンバーのことを思うと、残念で、悔しくて仕方ありません。また、東京の素晴らしいコースを選手が走ることを楽しみにしていた都民の皆さん、国民の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 しかし、アスリート第一と考え、私はIOCや組織委員会の決定を受け入れるという苦渋の決断をいたしました。このようになったからには札幌での成功を祈るばかりです。なお、札幌市との調整はありますが、私としてはマラソン運営に精通している職員を派遣する用意があります。彼ら彼女らはとても優秀で、開催が迫っているマラソンが予定どおり行われるよう働いてくれるでしょう。それが、私や都民の誇りとなれば、すべての関係者の癒やしともなるでしょう。札幌で成功することを心より願っています』。

 茶化すわけではありませんが、これで現職都知事の再選は決まりですね。

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