台湾(中華民国)との友情は永遠です

 世界の中でもずば抜けた親日国家である中華民国(台湾)では来年1月11日に総統(大統領)選挙が行われます。日本の国会と同じ立法院(一院制)の議員選挙も同日に投票されます。台湾の元首は台湾の人民が決めることですから、余計なことは言いませんが、現地からの報道によると現職の蔡英文さん(民主進歩党)が現・高雄市長の韓国瑜さん(中国国民党)をけっこうリードしているようです。その理由は後日、さらに分析して述べますが、一言で言えば、中国共産党総書記の習近平さんが香港問題で下手を打ったことに集約されると思います。

 それで、その蔡英文さんが台風19号による被害について、日本語でお見舞いをしていただきました。以下の内容です。「台風19号がもたらした記録的な雨によって日本では被害が広がっています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 日本は我々にとってもっとも大事な友人です。いつでも支援に駆けつけます」。ちなみに、彼女は日本の国民に向けたメッセージはほぼ日本語で伝えてくれています。

 そして、好き嫌いは様々でしょうが、総理大臣の安倍晋三さんはそれに対して、「非常感謝真心的慰問。我們正在全力以赴救災及復建。台灣老朋友們的慰問令我們感受到台湾此時此刻與我們同在。台灣對我們而言是共有基本價值觀的重要夥伴及友人」と繁体字でお礼を送っています。日本語訳は「心温まるお見舞いの言葉に感謝します。救助活動及び復旧・復興に全力を挙げていますが、古くからの友人である台湾の皆さんからのお見舞いをいただくと、台湾が常に我々と共にある、という気持ちになります。台湾は、我々にとって、基本的な価値観を共有する重要なパートナーであり、大切な友人です」となります

 残念なことに両国の間には正式な国交はありませんが、まさに二人のやり取りが極めて良好な関係を象徴していると思います。それにしても、安倍さんは大陸中国に対しては「両国の関係は完全に正常化した」などと言っていますので、なかなかの策士なのですね。ただ、彼の台湾に寄せる気持ちが本物で、自民党が下野したときには私も同じ会場にいましたが、国賓大飯店での羽田空港⇔松山空港開設レセプションにも参加していました。

 それから、台湾の建国記念日に当たる双十節が日本の中華民国総領事館(分館)で開催されたとき、安倍さんは祝電の文面ではっきりと「中華民国」と示していますし、副総理の麻生太郎さんも日本と台湾をこれまた明確に「両国」と表現していました。些細なことのようですが、政府のナンバー1と2がこのように表現するのはすごく画期的です。大陸中共は気づかなかったのか、無視したのかは私には分かりません。

 それと、その台北での双十節の記念パレードに超党派の「日華議員懇談会」が初めて写真のように歩いて行進しました。パレードへの外国国会議員の参加はこれも初めてだそうです。とても素敵な風景で、これからも議員だけではなく、ますます民間のお付き合いも深まっていくでしょうし、台湾からの訪日観光客数も第2位に戻りました。また、彼ら彼女らは日本国内でとても常識を持って行動してくれています。

 あと、余談ですが、台湾と大陸中国や韓国と比較するのはいかがなものかと思います。例えば、東日本大震災のときの義援金の額ですが、2千3百万人の台湾からのそれは民間だけで200億を超えていました。中国や韓国とは比べ物にならない数字ですが、だからといって、それらを比較しても何も意味もありません。ただただ、台湾と台湾人民にだけ感謝することが正道で、それを比べて「あの国は!」などと愚痴るのはかえって台湾に失礼になります。僭越ですが、そんな愚かなことはやめておきましょう。

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