季節外れの桜とともに散りました

 お約束の国会最終日の内閣不信任決議ですが、今回の臨時国会では野党はそれを見送りました。非生産的なことを避けたのは良かったと思います。一方、この判断について立憲民主党国対委員長の安住淳さんがどのように締めくくるのか楽しみにしていました。

 それで、新聞でそのことの記事を読んだとき、失礼ながら爆笑してしまいました。曰く「不信任に値するが、桜を見る会の事実関係がはっきりしたところで、覚悟を持って本気の不信任案を出す」だそうです。普通は恥ずかしくてこんなことは言えないと思うのですが、彼にはそんなことは通用しないようです。

 どうせ、来年1月から始まる通常国会でも「疑惑はさらに深まった」の繰り返しでしょう。もちろん、“モリカケ”の反省などもまったくありません。だいたい、疑惑がそんなに深まれば、深すぎて見えなくなってしまうような気がします。「シュレッダーを見る会」「下関を旅する会」の次は何でしょうか。

 桜を見る会は確かに安倍総理が調子に乗りすぎて、参加者を増やし過ぎ、招待者名簿をいち早く処分してしまったことは大いに問題ですが、特に総理が違法な行為を行ったわけでもありませんし、不十分な点もありましたが、早い段階でそれなりにきちんと謝罪をしています。

 しかし、悲しいかな、自ら謝ることをしない、できない人たちは、ほかの人の謝罪を受け入れることができません。というか、人には厳しく謝罪を迫るのに、自分(たち)の過去の言動などは知らんぷりなのです。このことを問われると、「だって、昔の政党とは違うんだから」と居直ることも平気です。

 ただ、立憲民主党の中にもまっとうな議員さんはいて、その方々は当初から、あるいは途中から、距離を置くようになりました。ですから、いつもだったら先頭に立って叫ぶあの人も、あの人も、あの人もだんまりを決め込んでいます。もともと、無理筋なことを理解していたのでしょう。

 そして、上述の安住淳さんですが、しばらくは無所属で静かにしていましたが、立憲民主党の国対委員長に起用されて、力が入りすぎて桜をともに散ってしまいました。最初のころはすごく勢いが良かったのですが、国会終盤の落とし所はずいぶんと自民党国対委員長の森山裕さんに助けていただいたようです。

 僭越ながら、ご自分でも国対のプロフェッショナルだと意気込んでいたのでしょうが、ご自身の度量の狭さと先を見通す能力がなかったことが明らかになってしまいました。ですので、最近は前の国対委員長の辻元清美さんがまともに思えてきました。もっとも、彼女も森山さんにけっこう泣きついていたようですが。

 また、安倍さんの一連の対応も感心できないことが多いのですが、なにせ立憲民主党などがあまりにも情けないので、すごく彼ら彼女らに助けられていいると思います。一時的に支持率は下がりましたが、イラン大統領来日、インド訪問、日中韓首脳階段と外交で点数を稼ぐのでしょう。

 また、野党は「共に民主党」か「再び民主党」を目指すようですが、それはそれで、自らの当選を考えれば仕方ないでしょう。ただ、国民民主党内の良識穏健派の皆さんはそれに加わらず、中道右派の塊を目指していただきたいと熱望します。国民や有権者は必ずそこに期待していると思うのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です