真面目に働く民間労働者は?

 国民民主党代表の玉木雄一郎さんはご自身の選挙はとても強く、お人柄も良さそうです。しかし、いったいぜんたい、何を考えているのか、何をしたいのかさっぱり分かりませんでしたが、ここに来て、禁断の門を開いてしまいました。

 それは、日本共産党委員長の志位和夫さんと会談し、政権交代をするために次の衆議院選挙で協力すると合意したことです。その合意は意味不明な「立憲主義の回復」「格差是正」「多様性の尊重」の3点とのことです。

 しかし、玉木さんは志位さんが党内選挙を行わないままに約20年間、その地位にしがみついていることを知らないわけがありません。これは前任者の不破哲三さんも、さらにその前の宮本顕治さんも同じです。

 それ以外にも共産党には党内民主主義が存在していませんが、これは日共だけではなく、もともとどの国の共産主義政党はそんなものです。あと、彼ら彼女らは絶対に党名を変えませんが、それはそれで筋が通っています。

 また、上手に誤魔化していますが、日共は立憲君主制(左翼用語は天皇制)打倒!違憲自衛隊解散!日米安保条約破棄!が何があっても譲れない党是でもあります。こんなことを知らない玉木さんではないでしょう。

 確かに、コンマ以下に落ち込んでしまった深刻な支持率を見れば、藁にもすがる気持ちが理解できなくもありませんが、よりによってその相手が共産党では話になりません。彼は本気で選挙協力をするのでしょうか。

 一方の立憲民主党は最近、特に左傾化が進んでいますし、社民党と合流すれば文字どおり、日本社会党の完全復活となりますから問題ありませんが、中道政党である国民民主党がそんなことになれば、存在価値はゼロになってしまいます。

 それから、民主党時代から応援してきた真面目に働く民間企業の労働者の皆さんは、困ったことに投票する政党がなくなってしまいます。こんなことは言いたくありませんが、すでに多くの票が自民党や維新に流れています。

 残念ながら、そのことがさらに加速し、立憲民主党との政策的差別化も吹っ飛んでしまい、もう、地獄への道を進むしかなくなります。もちろん、共産党にも優れた、人間味のある方がいることは私自身がよく知っていますが‥‥。

 でも、独善的な全体主義政党であり、究極的には日本を共産主義国家にすることが目的である政党と組むことはありえないことです。選挙で相互協力して、仮に野党連合政権ができたら、それから先はどうするのでしょうか。

 今こそ、国民民主党内の良識穏健派の皆さんは誇りある中道右派政党を目指していただきたいと思います。合わせてとても僭越ですが、見識ある労働者とその組織も勇気ある決断をしていただきたいです。

 ご自分たちの主義主張を封印し、所属している団体の思想信条を捨ててまで、既存の政党を支援することが大切なのでしょうか。生意気ですが、私は組合活動の中で諸先輩からそのようには教えられませんでした。

 辛い選択ではありますが、支援している政党が大きく左に舵を切ってしまったのですから、そうではないまっとうな議員とともに、新しい組織を立ち上げることは理に適っているでしょう。その日は近づいているような気がします。

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