明後日は全身が筋肉痛かな!?

 今日は節分で、自宅近くの神社でも午後4時から豆まきが行われます。私は地元の氏子として奉納を持っていったのですが、「門脇さん、ひと臼ついて!」の掛け声が飛び、調子に乗ってやってきました。ただ、写真のように腰がふらついていて、途中でリタイアでした。まあ、久しぶりで気持ちは良かったです。

すべての元凶は中国共産党

 有史以来の医学や医療の歴史は感染症との戦いと言ってもいいでしょう。細菌にしてもウイルスにしても、完全に封じ込められたのは“天然痘”だけで、今でもワクチンを開発することは困難です。ただ、悪さをする側もペストが代表的ですが、人類を完全に滅ぼすことはしません。

 それで、私は医療財団(大規模総合病院)の顧問をしていますが、医療政策が専門で医師ではありませんので、今回の中国発感染症のことについては自分の意見や考え方はあるものの、それを表に出すことは適切ではないと思っています。このあたりは注意しなければなりません。

 さて、タイトルの中国共産党(中共)ですが、明らかに初期対応を間違えました。それは中共の基本的な体質にあるのですが、今回は公表しなければならなかった時期に武漢市がある河北省人民代表大会の重要会議が開催されていて、中共としては何としてもこの会議を成功させる必要があったからです。

 そして、いつもお伝えしているとおり、中国では政治も経済も文化も社会も、何から何まで中共が決めます。新聞やテレビで、「中国政府は‥‥」などと出てきたら、それはすべて、「中国共産党は‥‥」と読み替えるととても分かりやすくなります。西側自由主義国家とは根底からシステムが異なっています。

 さらに、その中共ですが、全国に31ある省・直轄市・自治区から市・県(日本とは順序が逆)、郷や鎮という地方の小さな町村まで全部に党組織があり、その党組織のトップである“書紀”が地方政府を管理監督しています。省長や市長などより書紀の序列が高いのです。なお、省長や市長は必ず副書記でナンバー2になります。

 また、ここが極めて重要ですが、上述の責任者は例外なく人民の選挙での洗礼を受けることはありません。西側諸国の常識からはあり得ないことですが、そのあり得ないことが中国では何十年も続いているわけです。それでは、どのようにして決めているかと言えば、表に見えない陰惨な権力闘争や派閥抗争です。

 最近は少し収まっていますが、王岐山さんが主導した中央規律検査委員会や国務院監察部の反腐敗闘争も、賄賂を得ている悪い党員を処分するのではなく、反主流派や総書記の習近平さんの意にそぐわない幹部を懲らしめているだけです。このやり方を駆使して昇り詰めるのが優れた指導者となります。

 そもそも、中共の党員は9千万人くらいいるようですが、本当に国家や人民のことを考えているのは100人くらいかもしれません。共産党に入党するのも、自分や家族が少しでもいい生活をすることができるからで、理想とか改革とかは無縁の世界です。酷いものですね。

 そんな組織ですから、出世に大切なことは袖の下と面子(メンツ)と忖度の三つです。中国は4千年だか、5千年だかの歴史があるそうですが、袖の下文化もそれと同じだけ続いています。ただ、自由だとか民主だとかを叫ばず、それなりの賄賂を用意していれば、それなりの生活をすることも可能です。

 やや脱線しましたが、そのような歴史と伝統のお国ですから、常に共産党幹部は上しか見ていません。どうしたら俺は私は上に引き上げてもらえるのか、袖の下を余計にもらえるのかです。そんなことですから、正しい情報や数字を上部に報告することはなく、いい加減で、都合のいいそれしか伝わりません。

 とにかく、地方の一党員から習近平さんまで同じ思考回路なので、中国が世界に公表している例えば経済成長率などはほとんどが作文で、信頼できるのは相手国がある輸出入に関わるものくらいでしょう。今回の感染症の様々な数値も信用できるものはほとんどというか、ほぼまったくありません。

 邦人帰国の中国政府との交渉では、習近平さんの国賓のことを材料にかなり脅かしたようですが、それだけ彼の国と習近平さんは天皇陛下にお会いできる国賓にこだわっています。わが国も知恵を絞って中国と向かい合うことが求められているような気がします。“絶対に国賓は反対!”ではなく、上手に中国を利用しましょう。

 余談ですが、中共が打倒されても、それが日本にとって良い結果かどうかは分かりません。中国共産党が消え去っても、私はさらに反日的な、侵略的な愛国民族政党が政権を掌握すれば、自衛隊を憲法に書き込むこともできない日本は吹っ飛んでしまうと思います。国賓反対の人たちもそれらのことを考えてもらいたいです。

 あと一つ、日本では報道されていなことですが、中共は臨時の政治局常務委員会を開催して、党内に対策組織を作りました。名前は「中央応対新型冠状病毒感染肺炎疫情工作領導小組」で、おどろおどろしいのですが、要約すれば、「中共新型肺炎対策チーム』です。もちろん、それはそれでいいのですが、その組長(責任者)が習近平さんではなく、国務院総理(首相)の李克強さんだったのには驚きました。

 中国では大規模地震などの災害が発生したときに現地に赴くのは首相と決まっていますが、党内対策組織は総書記が兼務することが慣例になっていました。それを習近平さんは李克強さんに押し付けた形になったわけです。合わせて、副組長には現場経験がまったくない習近平さんの腰巾着である王滬寧さんが任命されています。

 いずれにしても、数多くの党内組長をやっている習近平さんがこれだけの重要案件でそれを李克強さんに任せるというのは尋常ではありません。これでは、これから登場するであろう解放軍傘下の人民武装警察も李克強さんの指示に従うとは思えません。習近平さんの頭の中には3月初旬から始まる両会(全国人民代表大会&中国人民政治協商会議)のことしかないのでしょう。中国人民は哀れです。

 しかも、恐怖のSARSのときでさえ、中国政府は都市を封鎖したり、外国への渡航を禁止したりはしていませんでした。それが武漢を始めとして何カ所もの都市が出入り禁止となっているのですから、事の深刻さがあぶり出されています。繰り返しますが、1カ月後に迫った全人代と政協に向けて、中共は何が何でも感染症に勝利したというメッセージを出す可能性が濃厚です。

 本当に封じ込められたのであれば、問題ありませんが、今の勢いであれば、両会が始まるまでには極めて難しいと言わざるを得ません。中国国内はもとより、海で隔てられているものの、隣国である日本と日本国民にとってはもの凄く深刻な問題です。これからの展開を注視して、国内外で罹患する患者さんが増えないように対策を強化することが何よりも大切ではないでしょうか。

 今回の感染症もまた、中共への重い教訓の一つとして、嫌々でも渋々でもお付き合いしていかなければなりません。現実的に考えて4月上旬の習近平さんの国賓としての来日は不可能でしょうが、そのあとも、あらゆる場面での取り引き材料として活用できるでしょう。面子を最優先する国ですからけっこう効き目はあるはずです。