新病院の建設~感染症対策強化へ

 杉並区のCOVID-19感染者は昨日までの累積で268人となりましたが、退院された皆さんも246人となり、日々の感染者の数も極めて少なくなりました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、第2波を甘く見ないようにして、将来の展望を切り拓いていかなければならないと思います。なお、区内の感染者数は例えば、区外の歓楽街で罹患しても、杉並区の数字となりますので、少しだけ注意をお願いします。

 それで、区内で最大の病床を有している河北総合病院(河北博文理事長・写真左)では今回、杉並区当局と連携して感染症の患者さんを受け入れました。その際の詳しい経緯は後ほどお伝えしますが、提供した病床数の半分以下しか罹患者を入院させることができないというのが、感染症対策の難しさです。つまり、4人部屋でも一人だけということです。

 そして、河北総合病院では本院&分院の全面的な建て替え(実質は新築)が始まりますが、その機会を捉えて、感染症対策を飛躍的に充実させる計画を練っています。まだ、詳細を発表できる段階ではありませんが、一般車駐車場や地下駐車場などに仮設病床を設置し、ICU(集中治療室)を含めて、レッドゾーンとグリーンゾーンを明確に区別できる動線を確立することなどです。

 その臨時病床の具体的な数はまだ決まっていませんが、文字どおり、地域中核病院としての役割をしっかりと担っていくことが大切だと思います。国では景気経済や医療対策に巨額な公金が投入されます。一方、地域で河北総合病院が頑張ることができたのも、区長の田中良さんの決断によるところが大きかったのです。理事長の言葉を借りれば、「有事におけるオポチュニティ・コストに対する補償」となります。

 つまり、区の補正予算で病院に対する包括的支援を実施してくれたのです。もちろん、後日に監査を受けますが、この全国でも唯一の取り組みにより、COVID-19の患者さんを相当数、受け入れることができました。また、杉並区医師会の協力によって、発熱外来を稼働させることもできましたし、ありがたいことに、区内のお店からは続々とお弁当やお菓子の差し入れをいただきました。

 私は現場の一線にいたのではありませんから、かっこいいことは言えませんが、これほど、医療従事者へ地域の皆さんからの温かい気持ちが伝わってきたことは初めてではないでしょうか。先日、河北理事長とお会いして、現状や今後について説明をしていただきながら、そんなことをお話していました。とても微力ですが、都議会議員の在職中、医療政策に取り組み、現在は医療財団の役員を務めていることがちょっとだけ自信になりました。

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