フランスが日本から学んだマスク

 世界最大のロードサイクルレースである「ツール・ド・フランス」が終わりました。期間中、スタッフを含めて同じチームで二人以上のPCR陽性者が出たら、競技から離脱という厳しい条件でしたが、いくつかのチームでスタッフの陽性がああったものの、全22チーム176人(スタート時)の選手は2度の検査で全員が陰性でした。

 この結果が来年の東京五輪・パラリンピックにもけっこう参考になると私は思っています。これは選手側のことだけではなく、観戦する人たちも何を守るべきなのかということを教えてくれたような気がします。それはわが国で守られているマスクや社会的距離の確保などのことです。

 ただ、東京オリパラに向けて、国民の皆さんがとても期待しているワクチンのことが心配です。繰り返しますが、大会には間に合わないと思っていたほうが良いと思います。臨床試験(治験)、副作用、効能期間、接種順位、供給体制などなど、文字どおり、乗り越えなければならない隘路がいっぱいあります。

 それで、フランス人は何と言っても個性をとても大切にしています。逆に言えば、政府の規制を素直に受け入れることをあまり好みません。これは良いとかそうでないとかではなく、お国柄ということでしょう。そのフランス人が今回のレースでは、観客側も含めて、徹底してマスクをしていました。

 下に具体的に書いておきましたが、マスクをしないと厳しいペナルティーが課せられるのです。一方、日本では強制力は例外的にしかなく、多くの国民が自主的に、しかも圧倒的な割合でマスクを着けています。わが国が欧米諸国と比較して、人口あたりの感染者数や死亡者数が桁違いに少ないもそれが理由の一つかもしれません。

 もちろん、“自粛警察”などというすごく嫌な言葉もありますが、「日本人は個性がない。同調圧力なんてとんでもないことだ」と叫んでいる左派や自称リベラルの文化人や評論家、ジャーナリストたちに、少なくても私は共感することはありません。だったら、自粛ではなく、強制力を伴った法律や条例を国民が選んだ国会議員や首長が決断すればいいことです。

 実際、わが国の自称リベラルたちが大好きな多様性を大切にするフランスでは、11歳以上の国民がマスクをしないで街に出た場合は罰金1万5千円、20日以内に再び同じことを行えば罰金20万円、それが4回続けば50万円の罰金と禁固刑となり収監されます。つまり、自粛警察ではなく、本物の警察が着けないと強制的に取り締まるということです。

 さて、今日の写真ですが、ツール・ド・フランスでステージ優勝した選手がインタビューを受けているものです。先日もお伝えしましたが、競技中はマスクを外すものの、ストート直前まで、ゴールしてすぐ、選手たちはマスクを着けていました。ちなみに、主催者の会長さんが陽性者になっていまいましたが、7日後には復活していました。

 それから、もう1枚のものは、わが家が購入した国産のマスクです。ミネベアミツミという会社が作っていますが、50枚入りで2970円(税込み)でした。街中には同じ入数で598円なんていう製品を見かけましたが、毎日、着けるものですから、信頼のおけるものがいいですね。

 いずれにしても、日本の「3密」は「3C」なり、完全に国際標準となりましたし、手指洗いやマスクも同様です。ネットフリックスで「アウトブレイク~感染拡大~」というテレビドラマを観ていたら、手洗いや玄関で靴を脱ぐシーンが何度も映されていました。わが国の生活習慣がCOVID-19対策にとても有効だということはほぼ間違いないでしょう。

 ちなみに、このテレビドラマはCOVID-19のパンデミック前に制作されたものだそうです。しかし、その内容があまりにもリアルなので、物語とはいえ、グイグイと引き込まれてしまいました。なお、フランス語を喋ってドルを使う国はどこなのだろうと疑問でしたが、イヌイットの名前が出てきましたので、カナダであることがやっと分かりました。

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