第八版になった三省堂の「新明解」

 熱烈なファンが多いことでも知られる、三省堂の「新明解国語辞典」が第八刷となり、新しもの好きの私は早速、購入しました。お値段は3100円(税抜)ですが、その隣の第五刷が1997年の発刊で、2800円(同)ですから、増ページもあり、あまり値上がりしていません。

 そして、帯には「日本で一番売れている国語辞典の決定版」とあります。そのとおりなのでしょうが、この辞書の場合、「辞書を引く」というより、「辞書を読む」人たちも多いような気がします。私も実際、文章を書くときはGoogle先生の検索にお世話になっていて、この辞書を使うことはありません。

 それから、ちょっと残念なのは、長い間というか、この辞書の生みの親である山田忠雄先生が鬼籍に入られた以降、編集主幹が変わられて、あの独創的な語釈が薄まったと感じることです。例えば有名な「恋愛」ですが、過去に比べて一般化してきているように思います。まあ、それも時代の要請でしょうか。