「感染経路不明」を考えてみる

 COVID-19については確かに陽性者が急増していますが、これは検査体制が以前より格段に向上した結果でもあり、無症状や軽症の患者さんの割合が多いことも事実です。しかし、重症者がじわりじわりと増えていることも、もう一方の現象であることも間違いありません。

 このような状況でも、私たちが気をつけていかなければならないことに変化はありません。毎日、何回も目にして、耳にすることですが、マスク、手指洗い、3密回避、換気などです。これらを遵守している限り、もちろん、完璧ではありませんが、ワクチンと同じくらいの効果はあるはずです。

 ところで、これも以前から言われてきたことですが、最近になって特に増加してきたのが「感染経路不明」の罹患者のことです。実際、上述の社会的約束事を守っていても、検査で陽性になってしまうことがあります。それだけ、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)が世の中に潜んでいるということでしょうし、その場合、罹患者を責めることはけっして許されません。

 その一方、もしも、自分が陽性になったとき、保健所や医師に「感染ルートで思い当たることがありますか?」と聞かれたら、何らかの理由で答えたくないケースがけっこうあるのではないかと思います。つまり「ひょっとしたら、あのとき、あの人と会ったから、あの場所に行ったから」の“あの人(たち)”と“あの場所”のことです。

 例えばですが、感染したのではないかと思われる会食で、相手が大切な取引先の方だったらどうでしょうか。また、私は風俗を否定するものではありませんが、その世界で楽しんでしまったら、そのことを正直に答えられるでしょうか。世間には人に知られたくないことなど、星の数ほどあるように思えます。

 これらは私の想像ですが、「相手に迷惑がかかる」と考えて、「分かりません」「知りません」と答える場合が少なくないような気がするのです。正直なところ、とても難しいことだと思いますが、黙っている人たちを一方的に責めることもできないでしょう。ただ、国などの要請が強まれば、それに比例してこのようなことが増えるかもしれません。

 それから、居酒屋、キャバクラ、ホストクラブなどは頻繁に登場しますが、私がちょっと懸念しているのは、新宿二丁目や吉原ソープランド街、デリヘル、さらに、“同伴”や“アフター”とその世界で呼ばれている行動です。念のため、風俗に詳しい友人に聞いてみると、それらのことは否定せず、電話口でうなずいているように感じました。あまり報道されないことも不思議です。

 さらに彼は次のようなことも指摘していました。「今は除名されたようだけど、立憲民主党の高井崇志って議員がいただろ。彼が昇天してしまった歌舞伎町の風俗店のサービスはすごかったんだ(以下、文字にできないので省略)。キャバクラとかホストクラブとかより、文字どおり、濃密な濃厚な性風俗店のほうがよっぽど問題だと思うけど」。

 彼の電話での話は続きます。「それから、文科省の事務次官やってたおっさん(彼の言葉どおり)が、出会い系バー、まあ、実態は売春斡旋バーだけど、そこに頻繁に通ってたよな。そういう場所もまるで3密大会やっているようだよ」。これらを聞いて、私は歌舞伎町だけではないと思いますが、落とし穴はいろいろなところにあるのだなと感じました。

 それではこの隘路をどのようにて進んだら良いのでしょうか。私も妙案はありませんが、あえて言えば、COVID-19が一定の収束(5年先か10年先かは誰にも分かりませんが)にたどり着くまで、二つのやり方があると思います。一つは簡単で、調査に答えられない相手や場所に近づかないことです。息苦しくてどうしようもない方々もいると思いますが、あくまでも、ご自分の判断です。

 もう一つはあまりお勧めできませんが、韓国方式の導入です。これによって、彼の国は封じ込めに成功しています。日本ではなぜか報道されませんが、スマホによる行動履歴、クレジットカード使用履歴、防犯カメラ映像などから、個人情報を丸裸にして、7次感染くらいまで割り出せるというのですから、さすがにあの国です。

 ただ、わが国での導入はほぼ無理でしょう。左派や自称リベラルは猛反対するでしょうし、立憲民主党の人たちは文句を言う前に気絶してしまうかもしれません。そして、ユニークなのは、彼ら彼女らの多くは韓国との親和性がいいことです。いずれにしても、あらためて、基本の徹底しかありませんね。

 なお、私が着けているマスクですが、台湾代表処(中華民国大使館)からいただいたものです。着け心地がとても良く、写真でもお分かりいただけると思いますが、口のあたりが立体的になっていて、呼吸をするのも、喋るのもすごく楽です。このようなマスクは日本では販売されていないようですので、台湾の友人にお願いして、送ってもらおうかと思っています。