来年はCOVID-19封じ込め元年に!

 いきなりですが、武漢市は中国湖北省の省都で人口は一千万ちょっと、申し上げるまでもなく、COVID-19はここから発生したと言われています。その検証は非常に重要なのですが、中国共産党はそれを拒否しています。ここをはっきりしない限り、後世の人たちに私たちは責任を果たしたことにはなりません。

 そして、その当初の市内の様子は報道されていたものの、中国共産党の露骨な妨害によって完全に抑え込まれ、世界もどうなっているのか知ることができませんでした。上述したように、市内で何が起こっていたのかを検証することなしには、新たなウイルスの出現を阻止することも不可能でしょう。

 しかし、その間、市内では想像を絶するような共産党による一切の私権の制限が行われ、徹底して人の流れを止めたと一部では伝えられています。ですから、現在は「武漢は世界でもっとも安全な都市」というのも、あながちブラックジョークとも言えなくなっています。

 感染症を封じ込めるには様々なやり方があるようですが、いちばん効果的なことは武漢でやったと言われているように人の流れを断ち切ってしまうことでしょう。ただ、これは独裁強権の共産党だからできたことで、自由主義国家ではそれ限界があると思います。

 なお、総理の菅さんが先日、「感染拡大を阻止する最大の効果は飲食店の時間短縮だ」みたいなことを言われていましたが、それをすることは間違っていないものの、繰り返しますが、武漢でいわば実証実験をやった結果からも、経済を回すことを除外すれば、人の移動を徹底して制限することでしょう。

 それから、欧米先進国とは自由と民主主義を共有している国々ですが、その対策のほとんどは強制力のあるものです。それでも、感染が拡大しているのですから、もしかしたら、万策尽きたという状態になるかもしれません。もともと、政府の方針にあまり従わないお国柄もあるようです。

 振り返って日本ではどうでしょうか。これまでの政府や自治体の対策はほとんどすべてが、「お願い」であり「要請」であり、今後のワクチン接種も「努力義務」です。ですから、それに従わなくても法律で罰せされることはありません。逆に言えば、最終的には国民の皆さんの判断に任されているのです。

 だから、電車の中でマスクを着けていなくても、周りからちょっと奇異な目で見られるでしょうが、罰金を聴取されることはありませんし、自治体の要請に従わずに深夜早朝営業している居酒屋も同様です。もちろん、休業補償のことも大切ですが建て付けはそうなっています。

 一方、中国共産党と同様にCOVID-19対策に成功した台湾(中華民国)ですが、現在でも地下鉄などではマスクの着用は義務付けられていますし、違反すれば罰金です。世界でもっとも抑え込んでいる台湾でさえ、このような態勢で臨んでいるのです。

 また、その台湾も2003年のSARSでは文字どおり、阿鼻叫喚のような現実を経験しました。一例ですが、台北市内の市立和平病院では大人数のSARS患者が発生しまし、そのときの痛烈な反省が、今の安全安心な台湾につながっていると思います。また、入国者の受け入れにも厳しく制限されています。

 いずれにしても、年末年始の人の動きが心配です。陽性者の数はどうなるのでしょうか。合わせて人の流れが再び活発になったときをさらに懸念しています。ワクチンにも期待するところですが、今一度、わが国が世界に先駆けて取り組んできた社会的約束事を守るしかないのでしょう。

 もしも、そのことを地道に継続できなくなれば、法律での強制力がないため、逆に国民の皆さんの不満というか、自粛疲れが爆発することすらあると思います。政府、自治体の首長、有識者から繰り返されているメッセージも素直に受け入れることが難しくなっているように感じます。

 そうなると、世界の中で重症者も死者も桁違いに少ないわが国が、欧米とは別の意味の混乱に陥る危険性もないとは言えないでしょう。写真は渋谷駅前の風景をぼかして載せていますが、歓楽街での人出は、感染症へのいちばんの有効策である“人の流れを止める”とは縁遠いようです。かなり厳しい状況になっています。

 あと、ワクチン接種のことについてはこれまでも何回となく述べてきたとおりです。それが有効な結果につながることを願っているものの、接種した人の感染リスクが軽減されることは間違いないと思いますが、だからといって、その人がほかの人に感染させないという報告はありません。ここのところは重要です。

 もちろん、「そんなこと言ってたら何にもできないじゃないか!」と声が聞こえてきますし、そのとおりです。ただ、少なくても7割以上の人たちが接種を受けないと集団免疫が確立しないと伝えられているのですから、街中で「ワクチン打ったから、マスクは外すよ」という光景が増えてくるとしたら、それはそれで危険なことになるでしょう。本当に厄介なウイルスですね。

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