すべては基本の徹底なのでしょう

 再び緊急事態宣言が発令されるとのことです。年末年始の厳しい陽性者数の上昇から仕方ないのかなと思っていますが、その内容は前回より緩く、ほとんどすべての対策が「お願い」であり、「要請」であり、強制力はほぼありません。

 でも、私たちの民主的な選挙で選ばれた国や自治体のリーダーですから、今回もそれに従っていきます。というか、それしかないように考えています。この世の中、仕方ない、しょうがない、致し方ないは星の数ほどありますし、文句合戦をしても、事態は先には進みません。

 しかし、同時に私たちはそのリーダーの皆さんに白紙委任しているのではありません。総理も都知事もそれぞれの立場で仕事をしているのは理解するのですが、どことなく政治的駆け引きをしているようにも感じます。それも含めて“政治”なのでしょうが、もうちょっと何とかならないかとも思います。

 それで、これからのことはいろいろと悩ましいのですが、結局は今まで実践してきた社会的約束事、つまり、マスク、手指洗い、三密回避などをあらためて継続していくしかないんだろうな思っています。大切なことは飽きないで、めげないでやることでしょう。

 そして、新年会ですが、見事なくらいに皆無となりました。私などは我慢すればいいことですが、現役の議員さんたちは、極端に言うとこの時期、やることは極めて限られてしまうので、とてもナーバスになっているようです。辛い環境だと思いますが、それはこの国のどなたでも同じでしょう。

 それから、ワクチン接種のことですが、繰り返してお伝えしているように、それに大いに期待するものの、その効能期間もまだはっきりしていませんし、発症を抑止する効果はあっても、感染抑止効果は製薬メーカーなどからも報告されていません。

 つまり、何度も述べて恐縮ですが、接種をしたあと、「私はこれで感染しないから大丈夫だよ。マスクも必要ないね」となってしまうと、マスクはもともと、人に罹患させないことに効果があるので、社会が、街中が混乱することになる可能性が少なくないと思います。

 いずれにしても、このウイルスはまだまだ分からないことが多く、だとすれば、私たちは五感を研ぎ澄まして基本の徹底をするしかありません。それがもっとも有効な、ワクチンと同じくらい、それ以上の効果があることだけは間違いないでしょう。

 なお、今後の展開でいちばん恐れることは、いわゆる「自粛疲れ」かもしれません。これについては、現在まで真面目に取り組んできた個人やお店ほど、それが加速していくような気がします。ウイルスに脳はありませんが、そこを突いてくる予感がします。

 箱根駅伝では、「応援したいから 応援に行かない」というキャッチフレーズがありました。もちろん、死活問題になっている小規模飲食店などへの公的支援が前提となることは当然ですが、クラウドファンディングの利用や、いったん整理しての再出発など、様々な工夫もすごく大切と思います。