立憲民主党が週刊文春に感謝状


【4月1日】立憲民主党が近日中に週刊文春(文藝春秋社)の編集部に感謝状を贈ることが、複数の関係者への取材で分かった。日程はまだ未定だが、できる限り早く役員会を開いて決めたい意向のようだ。

 関係者によると同党で幹事長を務めているいる福山哲郎氏は周辺に、「情けないことだが、わが党の政策調査会の機能はゼロ、いや、ほぼゼロだ。その状況ではいわゆる“文春砲”に頼らざるを得ないし、実際、今までも私を含めてそうしてきた」と漏らしているという。

 加えて、「朝日新聞や毎日新聞が国民から見放されている姿は私たちも忍びない。本来であれば週刊誌などではなく、わが国のクオリティーペーパーである朝日新聞を示しながら追求したいのは山々だが、それができず本当に悔しい」とも述べているようだ。

 確かに彼が予算委員会で新聞紙面ではなく、文春記事のコピーを振りかざしながら、菅総理などを追求する姿は自信に満ち溢れているように見えるが、どことなく虚しい雰囲気も伝わってくる。立憲民主党の国会議員にとっては文春の情報こそが喉から手が出るほど重要な位置づけになっているのは仕方ないことなのだろう。

 また、福山幹事長は側近の議員には、「文春にはお世話になりっぱなしだ。少しでも恩返しをしたいと考えている。まずは、党員に週刊文春の年間購読を呼びかけたい。ただ、わが党は多様性を重んじるので強制はしない」と語っている。

 一方、感謝状なるものを受けることになる週刊文春編集部の思いは複雑だ。実際、編集部幹部の一人は、「立憲民主党を支援している団体が総務省幹部を高額接待していたという疑惑を追っているので、正直なところ、ありがた迷惑という感じだ」と困惑気味だった。

 なお、文春ではなく名誉毀損で同党の篠原孝衆議院議員と国家戦略特区ワーキンググループの原英史氏が争った裁判で、原氏が全面勝訴した結果について、福山幹事長は、「ブログに書いたのがまずかった。森裕子さんのように国会内で批判すれば、それが捏造でも責任は問われなかった」と肩を落としているようだ。

 いずれにしても、解散総選挙がきな臭くなってきた今、「利権屋とチンピラの痴話喧嘩(事情通)」と称される、自民党幹事長と福山氏の言い争いも勃発し、野党第一党の舵取り役としての手腕が試される時期もそう遠くはないだろう。
(朝鮮日日新聞 東京築地支局 記者・宇曽八佰)