通勤電車とCOVID-19と私

 私は22歳で小売業に就職して、昭島店、武蔵境店、橋本店と異動して働きましたが、当時は阿佐ヶ谷駅か荻窪駅から電車に乗っていました。二つの駅から店舗近くの駅までの通勤はどれもラッシュとは逆コースなり、満員電車を経験することはありませんでした。しかも、週休二日制ですし、土日は出勤でしたから、朝夕のラッシュとはほとんど縁がありませんでした。

 それから、市ヶ谷にあった本部勤務となりましたが、これも中央・総武緩行線を使うことにより、いわゆる身動きができないようなすし詰め状態は経験していません。さらに労組専従や上部団体出向期間も似たような状況で、結局はサラリーマン時代の私は満員電車に乗ることはなく、今よりも激混みだった時代に働いていたのに、ほかの皆さんから怒られるでしょうが、そのことは幸いでした。

 そして、区議会議員22年間は文字どおりの職住近接(歩いても10分)で、8年間の都議会議員のときも公務の会議などは午後1時開始でしたし、乗車時間もわずかに9分間でした。もちろん、会派の業務などで午前中に議事堂に向かうことはありましたが、それでも、午前10時ころからのスタートが多かったです。夜は遅くなることもありましたが、タクシーを利用しても2千円くらいで帰れました。

 また、議員をリタイアしたあと、現在も役員を務めている医療財団は徒歩15分くらいのところにありますし、COVID-19のこともあり、鉄オタの私は電車に乗ること自体が激減しました。また、数日前にお伝えした母校との往復の“複”、すなわち、表参道→赤坂見附→南阿佐ヶ谷の経路の赤坂見附からお隣の四谷までは猛烈な満員電車に乗りましたが、半分くらいは息を止めていたような感じでした。

 COVID-19の感染ルートについては様々な見解があり、感染症の専門家の間でも意見が正反対のこともあります。飲食店、満員電車、Gotoトラベルやイートなどですが、間違いなく言えることは、人の流れが増えればそれに比例して感染が広がるということでしょう。この間、自家用車通勤、自転車通勤、以前より時間を大幅に前後した時差通勤が増えています。

 それらがさらに増加し、テレワークも一時的なものではなくなるのでしょうが、満員電車を避けられる人たちが激減しているようには思えません。接触感染から車内で手すりや吊り革に触ることも嫌われているようですし、そのたびに消毒液を使うのも難しいでしょう。本当に厄介な疫病ですが、ワクチン接種完了に期待しつつも、社会的約束事を守るしかありませんね。