やはりマスクは不織布を使いましょう

 先日もお伝えしたように、COVID-19対策の超優等生である台湾(中華民国)では突然のように感染者が激増し、街中からは人や車がほとんどいなくなりました。なぜそんなことになってしまったのかは、別の機会にまとめて記事にしますが、現地のテレビニュースや台湾版ワイドショーでは連日、マスクを着けない人の映像がモザイク入りですが放映されています。だいたいが喧嘩腰ですが、日本ではあまり評判のよくない“自粛警察”ではなく、彼の国では正真正銘の警察官が取り締まっています。

 ただ、台湾では厳密な水際対策が功を奏して、市中ではマスクを着けない人が増えていたのは事実ですし、今回はレベル3の警戒警報が出されたので、取り締まりの対象になりましたが、それまでは地下鉄や公共施設などでの着用義務以外は厳しい規定はほとんどありませんでした。ですから、突如として違反になったので、戸惑っている人たちも多のでしょうが、この国のすごいのは皆さんがそれに従っていることです。

 さて、振り返って我が国ですが、ワクチン接種は急速に拡大しているものの、なかなか先が見えてこないのが現実です。月末で終了予定だった緊急事態宣言も延長になりました。いろいろな方々が様々なことを言っていますが、もう、さらなる基本の徹底というか、それに飽きないことが大切なのでしょう。マスクが象徴的ですが、日本では仮に満員電車でマスクをしないで咳き込んでいても、それを咎める法律は存在していません。

 それで、そのマスクですが、昨年12月にも表を載せましたが、ここにきて、不織布マスクの有効性が一段と認識されるようになっています。特に我が国では昨年の極端なマスク不足もあり、ウレタンや布マスクが一定の割合で普及していますが、表のように吐き出し、吸い込みともに不織布マスクが優れていることが明らかになっています。もちろん、それはただのお願いに過ぎませんが、「どうせ、マスクをするんだったら、効果がより高い不織布を!」ということです。

 なお、台湾や同じく封じ込めに成功した大陸中国ではウレタンや布マスクを見かけることはほぼありません。また、いいなと感じるのは、マウスシールドをテレビの中で見ることもかなり少なくなってきたことです。一部の芸人さんがこれを着けてふざけ合っていますが、あの世界では仕方がないのでしょう。お互い様、あまり細かいことは言いたくないものですが、電車内でのウレタンマスクでの鼻出しなどは避けてもらいたいものです。

 呼吸器内科の友人は「近くには寄らないよ。もちろん、ご本人は悪気はないのだろうけど、テレビの中のマウスシールドと同じで、傍から見れば“やってる感”だね」と言っていました。なお、台湾ではウレタンや布マスクをほとんど見かけないと述べましたが、実際には販売はされているとのことです。ただ、当局がサージカルマスクを強く推奨していることもあり、それがきちんと実践されているのです。

 追記です。上述の記事は自衛隊の集団接種会場に行った日の前に書きましたが、その日、丸ノ内線の中でこんな体験をしました。私たちは運良く座れたのですが、新宿駅で乗ってきた大柄の男性が目の前に立ちました。ふと見上げると、鼻が完全に出ていて、ウレタンマスクでした。これでは感染防止効果はかなり低くなります。すぐに二人で立ち上がってドアの近くに移動しましたが、注意や文句を言うのは適切ではないでしょう。

 リスクはこちら側から避けることが懸命です。先日もけっこう人通りの多い杉並区役所前の歩道をマスクなしの人がジョギング姿で通行人をかき分けながら走っていました。小市民的になってしまうのですが、このような人に注意するのは危険です。いわゆる“逆ギレ”になる可能性すらあります。福井県からの報告によると、「感染者の8割強がマスクをしていない場面で感染をした」とのことです。お互いに気をつけましょうね。

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